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特集
Microsoft Expression Web製品レビュー(後編)
プログラマーとWebデザイナーの分業を促進するASP.NETサポート
WINGSプロジェクト 土井 毅、 監修:山田 祥寛
2007/03/09 |
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前編ではExpression Webの機能概観およびXHTML+CSSサポートについて扱った。後編ではExpression Webのもう1つの柱であるASP.NETサポートについて見てみよう。
■ASP.NETコントロールのサポート
前編で記したように、Expression Webのツールボックスには各種ASP.NETコントロールがカテゴリごとに収められており、ドラッグ&ドロップでデザイン・ビュー上に自由に配置することができる。
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ツールボックス |
ASP.NETコントロールは「標準」「データ」「入力規則」「ナビゲーション」「ログイン」「Web パーツ」というカテゴリで分類されている。 |
カテゴリ |
説明 |
標準 |
ボタン、テキストボックスなどのコントロール |
データ |
データソース・コントロールおよびデータ表示用コントロール |
入力規則 |
各種バリデーション・コントロール |
ナビゲーション |
ツリービュー・パス表示(パンくずリスト)などのコントロール |
ログイン |
ログインや新規ユーザー登録など認証系コントロール |
Webパーツ |
ユーザーがパーソナライズ可能なコントロール |
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■Visual Studio 2005との機能差
Expression Webは、FrontPageをベースにVisual Studio 2005(以下VS 2005)の機能を統合することで、ASP.NETへのサポートを実現している。従って、ASP.NETに関する機能は、基本的にVS 2005の機能と共通なのだが、いくつかの機能には差異が存在する。
- ASP.NETコントロールのC#/Visual Basicによるイベント・ハンドラの記述はサポートされていない
- (上記の制限に伴い)ASP.NETコントロールのプロパティ・ペインからイベント関連の情報が省略されている(前編でも紹介した)
- ASP.NETコントロールでCssClassプロパティにCSSのクラス名を指定する際、VS 2005ではクラス名を直接入力する必要があるが、Expression Webではドロップダウン一覧から選択することができる
こういった差異を含め、Expression WebではASP.NET WebアプリケーションのWebフォームをどのようにデザインしていくことができるのか、具体的なサンプルを通して確認してみよう。
■ASP.NET Webフォームのデザイン・サンプル
ここでは例として、データベースのデータを表形式で表示するアプリケーションをExpression Webで作成してみよう。
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