J#の真実
|
|
|
別項でもご紹介しているとおり、現在提供されているVisual J# .NET ベータ1(以下J#)は英語版であり、OSであるWindows、および統合開発環境であるVisual Studio .NETとも、英語版の環境でなければ動作は保証されないことになっている(J#の真実 Part 1 インタビュー: Javaプログラマに.NETの世界を開くJ#)。しかしこのインタビューにもあるように、日本語版のWindowsと、英語版のVisual Studio .NETベータ2(以下VS .NET)の組み合わせなら(つまり、Windowsだけが日本語版の環境なら)、動作保証はされないものの、インストールして使うことは可能なようだ。
読者がMSDN(Microsoft Developer Network)の会員なら、手元に英語版VS .NETのCD-ROMがあるだろうから、それを使って環境を構築すればよいだろう(CD-ROMがなければ、インターネット上のMSDNサイトからダウンロードできる)。しかしMSDN会員でない読者はどうすればよいだろうか。日本国内同様、米国でも、一部のプログラマ向け雑誌にVS .NETのDVD-ROMを付録として収録したものが販売されているようだが、日本でこれを入手することは容易でない。VS .NETはまだ販売されているわけではないから、パッケージを購入することもできない。
あきらめて、日本語対応版J#の登場を待つという手もあるが、先のインタビューにもあるとおり、こちらが手に入るのは2002年の第2四半期予定と、だいぶ先である。
そこで日本語版Windows+日本語版VS .NETベータ2の環境に何とか現行の英語版J#をインストールできなかと試したところ、比較的簡単にインストールできる方法が見つかった。今回はこの具体的な方法について解説しよう。ただしこの方法は、編集部で独自に見つけた方法であって、万一トラブルがあってもサポートはどこからもいっさい受けられない。試すときには、あくまでご自分の責任で作業していただきたい。
[注意] |
以下に紹介するインストール方法はまったくの無保証であり、インストールに成功したとしても、すべての機能を正しく利用できるかどうかは分かりません。また最悪の場合、VS .NETが起動しなくなったり、システムが不安定になったりして、OSやVS .NETの再インストールが必要になる可能性もあります。何らかの障害が発生した場合でも、Insider.NET編集部はいっさい責任を負えません。あくまでもご自分の責任でお試しください。 |
INDEX | ||
[特集]J#の真実 | ||
Part 3 日本語環境に英語版J#をインストールする方法 | ||
日本語環境に英語版J#をインストールする方法(1) | ||
日本語環境に英語版J#をインストールする方法(2) | ||
- 第2回 簡潔なコーディングのために (2017/7/26)
ラムダ式で記述できるメンバの増加、throw式、out変数、タプルなど、C# 7には以前よりもコードを簡潔に記述できるような機能が導入されている - 第1回 Visual Studio Codeデバッグの基礎知識 (2017/7/21)
Node.jsプログラムをデバッグしながら、Visual Studio Codeに統合されているデバッグ機能の基本の「キ」をマスターしよう - 第1回 明瞭なコーディングのために (2017/7/19)
C# 7で追加された新機能の中から、「数値リテラル構文の改善」と「ローカル関数」を紹介する。これらは分かりやすいコードを記述するのに使える - Presentation Translator (2017/7/18)
Presentation TranslatorはPowerPoint用のアドイン。プレゼンテーション時の字幕の付加や、多言語での質疑応答、スライドの翻訳を行える
|
|