特集：さらに進化を遂げたSilverlight 3 Silverlight 3、ここがすごい！ シグマコンサルティング　菅原 英治 2009/07/14
Page1 Page2 Page3 Page4 Page5

■そのほか新機能

　Silverlight 3には、本稿で詳しく解説できなかった新機能が、まだまだたくさんあります。

　例えば、グラフィック機能としては、画面の要素に対し、ぼかし効果を与えるピクセル効果や、アニメーション・イージング（＝バウンドや伸縮効果）が追加されました。動画では、H.264とAACエンコーディングに対応しています。そのほか、SaveFileDialogクラスでファイルの保存先を指定してデータを出力することが可能になったり、Silverlightをフロントエンドとしたn層システムの開発を支援する.NET RIA Services（2009年7月プレビュー版）というアプリケーション・フレームワークとの連携を簡単にするためのコントロール（本文中で紹介したChildWindowのほか、DataPager、DescriptionViewerなど）が追加されたりしています。詳しくは次の記事が参考になります。

• MSDN：Silverlight 3 を使用してデータ ドリブンの経費アプリケーションを作成する

　Silverlight 3の新機能については、次の記事が日本語で網羅的によくまとまっています（本稿執筆に当たり大変参考になりました）。ぜひご覧ください。

• Silverlight 3 新機能ガイド

■まとめ

　それではまとめです。本稿では、Silverlight 3の新機能について、サンプルを交えて解説しました。ご紹介した機能は、ナビゲーション・フレームワーク、アウトオブブラウザ体験、Perspective 3D、Element-to-Elementバインディングの4機能でした。

　Silverlightは、Silverligh 3でいよいよ成熟してきたと感じています。皆さんもぜひ、Silverlightアプリの開発にチャレンジしてください！

INDEX
	連載：さらに進化を遂げたSilverlight 3
	Silverlight 3、ここがすごい！
	1．Silverlight 3の概要と開発環境
	2．新機能1：ナビゲーション・フレームワーク
	3．新機能2：アウトオブブラウザ体験
	4．新機能3： Perspective 3D／新機能4：Element-to-Elementバインディング
	5．そのほかの新機能

＠ITメールマガジン　新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます（無料）