イーサネットのストレート・ケーブル/クロス・ケーブルの見分け方
デジタルアドバンテージ
2001/11/28
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10BASE-T/100BASE-TXのイーサネット・ケーブルとしては、ストレート・ケーブルとクロス・ケーブルの2種類が市販されている。両ケーブルは、信号線の結線が異なるだけで外観は同じであり、ぱっと見ただけでは区別できずに間違えやすい。
ストレート・ケーブルとクロス・ケーブルを見分けるには、コネクタのピンにつながっている各信号線の被覆の色を比べればよい。下の写真のように、ケーブル両端のコネクタを並べてみて、同じピン番号の信号線の被覆がそれぞれ同じ色ならストレート・ケーブルだ。逆に、同じピン番号なのに被覆の色が異なるなら、ストレート・ケーブルではなくクロス・ケーブルである、と判断すればよいだろう。
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ストレート・ケーブル(左)とクロス・ケーブル(右)のコネクタ部分 |
金色の金属ピンに向かって、緑や橙といった色の被覆を持つ信号線がつながっているのが見える。左の写真(ストレート・ケーブル)では、どちらのコネクタも左側のピンから緑、緑、橙、青…という具合に、同じ色の信号線が結線されている。一方、右の写真(クロス・ケーブル)では、被覆の色の並びが左右のコネクタで異なっているのが分かる。 |
このように、いちいち信号線の被覆の色を見るのも面倒なので、クロス・ケーブルと分かったら、「クロス」や「CROSS」とでも記したラベルをケーブルに付けておくとよいだろう。一般的にLANの配線ではストレート・ケーブルを使う機会が圧倒的に多く、クロス・ケーブルは例外的だからクロス・ケーブルの方にラベルを付けると効率的だ。
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