株式会社フォティーンフォティ技術研究所
代表取締役社長
鵜飼裕司
取締役 最高技術責任者
金居良治
技術本部 ソフトウェア開発部 部長
石山智祥
技術本部 ソフトウェア開発部 シニアソフトウェアエンジニア
永田哲也
梅橋一充
技術本部 沖縄研究開発部 部長
丹田賢
技術本部 沖縄研究開発部 シニアソフトウェアエンジニア
「パターンファイルに依存しないアンチウイルスエンジン」という独自性を持つウイルス対策ソフト、FFR yarai 2009。日本発のこのソフトは、どのような思想を持ち、誰が作り出したのか。本連載では、「セキュリティ」がどのように作られていくのかを“エンジニアの目線”で語ります(編集部)
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限界を迎えつつある「パターンマッチング」という手法 セキュリティを形にする日本のエンジニアたち(1) 日本発の「パターンファイルに依存しないアンチウイルスエンジン」。それはなぜ生まれ、どう作られてきたのだろうか 「Security&Trust」フォーラム 2009/10/27 |
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「おれがやる」――必然だったサンドボックスの搭載 セキュリティを形にする日本のエンジニアたち(2) リリース時期とのせめぎ合いの中、閉鎖空間でウイルスの挙動を見る「サンドボックス」の実装が検討されたが…… 「Security&Trust」フォーラム 2009/11/26 |
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この脆弱性対策エンジンは“永遠に完成しない” セキュリティを形にする日本のエンジニアたち(3) パターンファイルに頼らず防御する「要の技術」は、いまも完成にはいたっていない。その理由とは―― 「Security&Trust」フォーラム 2010/3/9 |
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ウイルスはなぜウイルスなのか セキュリティを形にする日本のエンジニアたち(4) 安全なプログラムとコンピュータウイルスとの違いは何か? スタティック分析エンジンは、そのリサーチから始まった 「Security&Trust」フォーラム 2010/6/14 |
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“感染後をケアするエンジン”の必要性 セキュリティを形にする日本のエンジニアたち(5) ウイルスを検知する4つのエンジンの裏で、ひっそりと働くエンジンがある。エンジニアはなぜ、その製作に取り組んだのか 「Security&Trust」フォーラム 2010/8/11 |
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ヒューリスティックエンジンの原理とは セキュリティを形にする日本のエンジニアたち(6) プログラムの挙動を監視し、ウイルスかそうでないかを判定する仕組みとは一体どのようなもの? 「Security&Trust」フォーラム 2011/5/31 |
Profile |
鵜飼裕司(うかい ゆうじ) 株式会社フォティーンフォティ技術研究所 代表取締役社長 Kodak研究開発センターにてデジタルイメージングデバイスの研究開発に従事した後、2003年米国eEye Digital Securityに入社。セキュリティ脆弱性分析や脆弱性診断技術、組み込みシステムのセキュリティ脅威分析等に関する研究開発などに従事。 2007年7月に帰国し、株式会社フォティーンフォティ技術研究所を設立。最高技術責任者に就任。セキュリティ脆弱性分析・対策、組み込みシステムセキュリティ、マルウエア対策、P2Pシステムセキュリティなどに関する研究開発に従事。2009年4月、株式会社フォティーンフォティ技術研究所の代表取締役社長に就任。 |
Profile |
金居良治(かない りょうじ) 株式会社フォティーンフォティ技術研究所 取締役 最高技術責任者 Dream Train Internet(DTI)にて認証システムの設計開発やシステム運用な どに従事した後、米国 eEyeDigital Security 社に入社。ネットワークセキュリティ脆弱性スキャナの研究開発部門にて、エンジンコア研究開発、エンタープライズ機能の設計開発などに従事。また、PtoP システムセキュリティ、組み込みシステムセキュリティ、セキュリティ脆弱性解析などさまざまな研究にも従事。 2007年7月に帰国し、株式会社フォティーンフォティ技術研究所を設立。取締役技術担当に就任。2009年4月、取締役最高技術責任者に就任。 |
Profile |
石山智祥(いしやま としあき) 株式会社フォティーンフォティ技術研究所 技術本部 ソフトウェア開発部 部長 セキュリティプロダクトの開発、およびさまざまなセキュリティコア技術に関する研究に従事。 マルウェア分析のスペシャリストとして、マルウェアのリバースエンジニアリング手法やダイナミックコード分析手法の研究に従事。また、脆弱性分析やPtoPシステムセキュリティに関する調査・研究にも従事。 |
Profile |
永田哲也(ながた てつや) 株式会社フォティーンフォティ技術研究所 技術本部 ソフトウェア開発部 シニアソフトウェアエンジニア マルウエア解析、セキュリティエンジニア技術研修セミナー講師、セキュリティ関連プロダクトの開発。 自社製品のウイルス対策ソフトウエア「yarai」では、主要開発メンバーとして、Windows用実行ファイルの構造を解析し、マルウエアを検出するヒューリスティック技術「スタティック分析エンジン」を担当。 現在は「yarai」プロジェクトのリーダーを引き継ぎ、新バージョンや関連製品の開発を担当。 |
Profile |
梅橋一充(うめはし かずみ) 株式会社フォティーンフォティ技術研究所 技術本部 沖縄研究開発部 部長 マルウエア解析、Windowsパッチ差分解析、脆弱性/exploit/インシデント情報収集、セキュリティエンジニア技術研修セミナー講師、セキュリティ関連プロダクトの開発に従事。 自社製品のウイルス対策ソフトウエア「yarai」では、主要開発メンバーとして、ファイルやレジストリの変更履歴を追跡してマルウエアを駆除する「ヒストリカル・レメディエーション」機能を担当。また、「yarai」を大規模システムで運用するための管理ソフトウエアの開発では、プロジェクトリーダーを担当。 現在は沖縄R&Dセンターにて、Webマルウエア検知システムに関する研究開発に従事。 |
Profile |
丹田賢(たんだ さとし) 株式会社フォティーンフォティ技術研究所 技術本部 沖縄研究開発部 シニアソフトウェアエンジニア ウイルス・P2Pソフトウェア解析、セキュアプログラミング教材開発、セキュリティエンジニア技術研修セミナー講師などに従事。 ウイルスの動的解析技術の研究を専門とし、ルートキットも分析可能な命令レベルのトレースが可能な動的解析ツール「egg」を作成、Recon2011で講演予定。 現在は、ただただ青い鳥だけを求め、気付けば沖縄へ。Webマルウェア検知システムに関する研究開発に従事する。暑いのは嫌い。 |
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Security&Trust記事一覧 |
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Windows 10が備える多彩なセキュリティ対策機能を丸ごと理解するには、5つのスタックに分けて順に押さえていくことが早道だ。連載第1回は、Windows起動前の「デバイスの保護」とHyper-Vを用いたセキュリティ構成について紹介する。 - WannaCryがホンダやマクドにも。中学3年生が作ったランサムウェアの正体も話題に (2017/7/11)
2017年6月のセキュリティクラスタでは、「WannaCry」の残り火にやられたホンダや亜種に感染したマクドナルドに注目が集まった他、ランサムウェアを作成して配布した中学3年生、ランサムウェアに降伏してしまった韓国のホスティング企業など、5月に引き続きランサムウェアの話題が席巻していました。 - Recruit-CSIRTがマルウェアの「培養」用に内製した動的解析環境、その目的と工夫とは (2017/7/10)
代表的なマルウェア解析方法を紹介し、自社のみに影響があるマルウェアを「培養」するために構築した動的解析環境について解説する - 侵入されることを前提に考える――内部対策はログ管理から (2017/7/5)
人員リソースや予算の限られた中堅・中小企業にとって、大企業で導入されがちな、過剰に高機能で管理負荷の高いセキュリティ対策を施すのは現実的ではない。本連載では、中堅・中小企業が目指すべきセキュリティ対策の“現実解“を、特に標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)対策の観点から考える。
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