Apolloプログラミング入門(1)

背景が透けて表示されるApolloアプリを作成してみよう

クラスメソッド
横田聡
2007/3/28


HTMLから
 簡単Apolloアプリ作成

  HTMLドキュメントをベースにApollo用の設定をラップする形で簡単にApolloアプリを作成することができます。HelloApollo.htmlは、「Hello Apollo World」と表示するHTMLです。

HelloApollo.html

<html>
  <body bgcolor="#DDEEFF"
    <h1>Hello Apollo World</h1>
  </body>
</html>

 次にApollo用設定ファイル(Application Descriptor File)を記述します。Application.xmlは、設定例です。

Application.xml

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<application 
    xmlns="http://ns.adobe.com/apollo/application/1.0.M3"
    appId="jp.classmethod.sample.apollo"
    version="1.0 "
>
    <properties>
     <name>Hello Apollo Application</name>
     <description>An example application.</description>
     <publisher>satoshi yokota</publisher>
        <copyright>(C) 2007 classmethod,inc.</copyright>
   </properties>
    <rootContent visible="true" transparent="false" systemChrome="standard">
HelloApollo.html</rootContent>(本来は1行)
    <icon/>
</application>

 applicationタグのappIdには、ユニークなIDを指定します。propertyタグにはアプリの名前や著者情報などを記述します。rootContentタグには、Apolloアプリのウィンドウに関する設定を行います。

 基本的な設定は以上です。Apolloアプリを実行します。実行結果1のようにApolloアプリがウィンドウ上に表示されました。

コマンドプロンプト

> adl application.xml

実行結果1

画面1 Windows上でApolloアプリの枠がWindows標準のUIで表示される

 実行結果1は、Windows上でApolloアプリを実行していますので、Apolloアプリの枠がWindows標準のUIになっています。Macintoshでは実行結果2のようなUIになります。

実行結果2

画面2 MacintoshではApolloアプリの枠がMacらしいUIに

 次に枠を消してみます。applicationxmlのrootContentタグのsystemChrome属性をnoneに変更します。

<rootContent visible="true" transparent="false" systemChrome="none">
HelloApollo.html</rootContent>(本来は1行)

実行結果3

画面3 枠を消した簡単Apolloアプリが完成

 簡単にHTMLをベースとしたApolloアプリが完成しました。次は配布形式にします。

2/3

 INDEX
Apolloプログラミング入門(1)
  Page1
パブリックアルファ版│ ApolloランタイムとSDKのダウンロード
Page2
HTMLから簡単Apolloアプリ作成
  Page3
AIRファイルの作成とインストール│Flexから簡単Apolloアプリ作成




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