連載:Webオーサリングツールを使ってみよう(2)

Webオーサリングツールでコーディングできる人になる!

セカンドファクトリー 新谷剛史

2007/4/3

 作業効率をあげる機能は?

 

 「作業効率」というくくりで考えると、各アプリケーションはさまざまな工夫がされている。

 例えばコードビューでタグ入力を補完してくれるコードインスペクタ機能(Dreamweaver)・IntelliSense(Expression Web)やプロパティによるパラメータの設定は、制作速度や正確さを向上させてくれるし。またデザインビューとコードの連携も、作業結果を確認する効率を向上させてくれる機能といえるだろう。

画面2 左上:Expression Webの入力支援機能「IntelliSense」 上右:Dreamweaverの「テーブルのプロパティ」 下:ホームページ・ビルダーの画像挿入例

 しかし、各種機能の中で活用の仕方により効率が大きく変わるのは、テンプレート機能だろう。 テンプレート機能はホームページ・ビルダー、Dreamweaver、Expression Webのいずれのアプリケーションにも存在する機能であり、ユーザー自らが作成したファイルをテンプレートとすることができる点は共通である。しかし、そのテンプレートに含めることができる機能は大きく異なる。

 アプリケーションの性格が表れている「テンプレート機能」

 テンプレートとして最もシンプルなものは、ホームページ・ビルダーのテンプレートである。作成したページ、またはサイトを「ファイル」−「ユーザーテンプレート」−「このページ(または、サイト)をユーザーテンプレートに追加」と選択すると、「テーマ」と「テンプレート名」を付与したテンプレートとして保存できる、というものだ。

画面3ホームページ・ビルダーのサンプルテンプレートの例

 テンプレートからページを作成すると、保存したページまたはサイトがそのまま表示される。あとは通常のサイト作成・修正の要領で作業を行えばよい。

画面4 ユーザーテンプレートを登録した例
普通にページを作成し、ユーザーテンプレートとして登録するだけである

 非常に分かりやすいのがホームページ・ビルダーのテンプレートの特徴であるが、このままではテンプレートを使った人が誤ってコードを削除してしまう可能性がある。そのため、Expression WebとDreamweaverのテンプレートでは、テンプレートから作成したページに対して編集可能な領域を設定することが可能である。

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 INDEX
連載:Webオーサリングツールがわかる(2) 
  Page1
「テンプレート」と「データソースとの連携」がもたらすメリット
Page2
作業効率をあげる機能は?│アプリケーションの性格が表れている「テンプレート機能」
  Page3
Expression WebとDreamweaverのテンプレート機能│ライブラリ
  Page4
データソースとの連携│CSSの再現性はどちらが優れているの?

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