Windows HotFix Briefings ALERT

セキュリティ情報
4.そのほかのセキュリティ、修正プログラム関連情報

DA Lab Windowsセキュリティ
2007/02/19

MS07-002の修正プログラムの再リリース

 前回のHotFix Briefingsでお伝えしたMS07-002(Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される)の修正プログラムの不具合であるが、その後、1月19日にExcel 2000向け修正プログラムの更新版(バージョン2)がリリースされた。当初公開されたバージョンの修正プログラムを適用すると、一部のXLSファイルが開けなくなるという不具合が発生していたが、その不具合を直したものが再公開された。すでにMS07-002の修正プログラムを適用していた場合でも、新しいバージョンの修正プログラムを再適用すればよい。ただしこの修正プログラムはExcel 2000向けであるため、自動更新やMicrosoft Updateでは適用されない。Office Updateを利用して更新する必要がある。

脆弱性を解消したAdobe Reader/Acrobat 7.0.9の提供開始

 前回のHotFix Briefingsで、Adobe Reader 7.0.8以前とAcrobat 7.0.8以前に脆弱性が存在するとお伝えしたが、これを解消した新しいバージョン、Adobe Reader 7.0.9とAcrobat 7.0.9の提供が1月10日付で開始されている。

Windows XP Home Edition/Media Center Editionのサポート期間を2014年4月まで延長

 マイクロソフトは1月25日、Windows XP Home EditionおよびWindows XP Media Center Editionのサポート期間を2014年4月まで延長すると発表した。

 これまでマイクロソフトは、同社のサポート・ライフサイクル・ポリシーの規定により、コンシューマ向け製品であるWindows XP Home EditionとWindows XP Media Center Editionに関しては、Windows Vistaの発売(2007年1月)から2年後の2009年4月までをメインストリーム・サポート期間とし、その時点ですべてのサポートが終了する予定であった。しかし「ユーザーからの要望や市場の状況を考慮」した結果、Windows XP Professionalと同様にメインストリーム・サポート終了後、5年間の延長サポートを提供し、2014年4月までサポートすることを決定した。その結果、Windows XP Home Editionにおいても、2014年まではセキュリティ修正プログラムなどが提供されることになる。

Windows Vista向け修正プログラムの大量リリース

 1月20日に一般向け販売が開始されたWindows Vistaであるが、同時にWindows Vista向けの修正プログラムも同時に数多くリリースされている。一般向けにはつい先ごろリリースされたばかりだが、実際にはWindows Vistaの RTM版(最終製品版)のコードがフィックスしたのは2カ月以上前であるため、すでにいくつかの不具合なども見つかっており、それに対する修正プログラムなども用意されている。具体的な項目については、ダウンロード・センターやサポート技術情報でWindows Vista向けのものを検索するか、以下のBBSなどを参照していただきたい。

 

 INDEX
  [Windows HotFix Briefings ALERT]
    1.緊急レベル6件を含む12件のセキュリティ修正が公開(1)
    2.緊急レベル6件を含む12件のセキュリティ修正が公開(2)
    3.緊急レベル6件を含む12件のセキュリティ修正が公開(3)
  4.そのほかのセキュリティ、修正プログラム関連情報
 
 Windows HotFix Briefings


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