Insider's Eye

コラム
Windowsロードマップの概要

2004/07/07
Copyright (C) 2004, Redmond Communications Inc. and Mediaselect Inc.

Windowsロードマップ

 2004年にはWindows XPとWindows Server 2003の各Service Packのリリースが計画されている。WindowsクライアントOSの次期メジャー・リリースとなるLonghornは、2006年に登場する見通しだ。「Windows XP Reloaded」のうわさが流れているが、これはマーケティング・プロジェクトの名称だ。このプロジェクトに関連するソフトウェアが提供されるとすれば、Windows Media Playerの新版などの無料コンポーネントが追加されたWindows XP SP2のOEM専用リリースだけだろう。

 Windows Serverのアップデート・リリースとなるWindows Server 2003 R2は、2005年後半に登場する見込みだ。R2では、リモート・アクセスやブランチ・オフィス管理のための新機能が提供され、WindowsのFeature Pack(Windows SharePoint Servicesなどを含む)、.NET Frameworkランタイム・システムのバージョン2.0(2005年前半にリリース予定)が統合される。Windows Serverの次期メジャー・リリースとなるLonghorn Serverは、Longhornクライアントの出荷の6〜12カ月後に投入される予定だ。End of Article

Windowsロードマップの最新情報

 以前からのWindowsロードマップの変更点には次のようなものがある。

  • 新しい製品サポート・ライフサイクル・ポリシーの下、Windows XPのフルサポートは従来予定されていた2006年末までではなく、後継製品となるLonghornクライアントが発売されてから最低2年後まで提供される。また、Windows 2000の延長サポートは3年間延長され、2010年まで継続される。

  • Windows XP SP2のリリースは2004年6月から夏の終わり(恐らく2004年9月)に延期された。

  • Windows Server 2003 SP1の内容に加えて新機能を含むWindows Server 2003のアップグレード版(開発コード名:R2)のリリースが2005年に計画されている。

  • Longhorn Serverのリリースは、当初はLonghornクライアントのリリースの18カ月後になると見られていたが、現在は6〜12カ月後に予定されている。

 
Directions on Microsoft日本語版
本記事は、(株)メディアセレクトが発行するマイクロソフト技術戦略情報誌「Directions on Microsoft日本語版」から、同社の許可を得て内容を転載したものです。『Directions on Microsoft 日本語版』は、同社のWebサイトより定期購読の申し込みができます。
 
 

 INDEX
  Insider's Eye
  Longhorn Serverへの最新OS戦略(前編)
    コラム Windows Server Feature Packの特徴
    コラム Windows OSのサポート状況
  Longhorn Serverへの最新OS戦略(後編)
    コラム 新しい製品サポート・ライクサイクル・フェーズ
  コラム Windowsロードマップの概要
  
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