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運用
Windows 2000 LAN防衛術
ISA Server 2000によるWeb Proxy&ファイアウォール実践構築テクニック
第1回 ISA Serverのインストールとセットアップ
デジタルアドバンテージ
2001/07/24 |
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Microsoft
Internet Security and Acceleration Server 2000(以下ISA Serverと省略)は、Windows
2000上にインストールして利用する、ファイアウォール/Proxyサーバ・ソフトウェアであり、SOHOや部門レベルにおける小規模な利用から、大企業におけるエンタープライズ・レベルでの大規模な多階層システムにまで対応できるように設計されている。ISA
Serverは、Windows NTの時代から販売されていたProxy Server 1.0/2.0の後継となる製品であり、Windows
2000向けに、2001年2月16日より発売されている(ISA
Serverに関するニュースリリース)。
以前のProxy Serverと比べると、ISA Serverでは名前に“Security”と付いていることからも分かるように、セキュリティ機能が大幅に強化され、いわゆるファイアウォール機能も含むようになっている。従来のProxy
Serverは、WebのProxyサービスに特化したソフトウェアであり、インターネットとイントラネットの境界に設置するファイアウォールは別途用意する必要があったが、この製品では両方の機能が含まれている。そのため、例えば小規模な組織でも、ISA
Serverさえ用意すればインターネットへのアクセスのためのインフラ(ファイアウォールやProxyキャッシュなど)を簡単に整備することができる。
なお、Microsoft Small Business Server 2000(SBS2000)にもISA Serverが含まれているので、小規模な組織やSOHOのような会社では、SBS2000を使って簡単にインターネットへのアクセス手段とファイアウォール機能を導入することができるだろう。
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Microsoft ISA Server 2000(Standard
EditionとEnterprise Edition) |
ISA Serverのパッケージには、複数台のアレイを組むことができるEnterprise
Editionと、スタンドアロンでのみ利用できるStandard Editionの2つのバージョンがある。推定小売価格は、Standard
Editionは27万5000円、Enterprise Editionは110万3000円。いずれもプロセッサ・ライセンス形式でのみ利用できるので、別途クライアント・アクセスのためのライセンスは不要である。製品に関する情報はISA
Serverのページを参照のこと。このサイトから、120日間評価版をダウンロードすることもできる(ダウンロードはこちら)。 |
以下本稿では、SOHOである弊社(デジタルアドバンテージ)のインターネット接続インフラとしてISA Server 2000 Standard
Editionを実際にインストールし、Web Proxyやファイアウォール機能を試用しながら、機能や管理のポイントなどについて解説していく。第1回である今回は、ISA
Serverの概要とインストールの準備、インストール作業と最小限のセットアップについてご紹介しよう。
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