製品レビュー
Microsoft Operations Manager 2005

第3回 MOM 2005のオペレータ・コンソールを使う

4.Webコンソールと状態/ダイアグラム表示

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2005/02/03

アラートをメールで通知する

 アラート・ログに「エラー」カテゴリに属するログが記録され、さらにメールを送信するように設定されていると(設定方法は前回の最後のページを参照)、管理者あてにメールが送信される。以下は、送信されたメールの例である。

送信されたアラート・メール
サービスが停止していたり、システムの応答がなくなったりした場合には、このようなアラート・メールが送信される。ただしすべてのアラートでメールが送信されるわけではなく、あらかじめ管理パックで設定された、いくつかの重要なものについて、メールを送信するように設定されている(どのようなアラートや条件でメールを送信するかは、ユーザーがカスタマイズ可能)。
  アラートの内容。
  Webコンソール(後述)が利用できる場合は、このリンクを使って、アラート情報へアクセスすることができる。

 メールの内容はオペレータ・コンソールのアラート・ログに記録されている情報とほぼ同じである。あらかじめ定義されていくつかのアラートが発生すると(例:応答がなくなった、サービスが停止したなど)、このようなメールが送信される。どのアラートでメールを送信するかは自由に定義できるし、メールをすぐに送るか、1日ずつまとめて送るかなどもカスタマイズ可能である。

 このメールの本文中には、Webサーバへのアクセス用のURLが記述されているが(この例ではhttp://MOMSERVER01:1272/……)、これはMOM 2005のWebコンソールを呼び出すためのものである。リモートからのアクセスができるようにWebサーバをセットアップしておけば、夜間や休日でもサーバ・コンピュータの状態を簡単に調査できるようになる。

Webブラウザを使って状態を確認するWebコンソール

 MOM 2005には、Webブラウザを使ってアラートやイベントの状態を調査する、Webコンソール機能が用意されている。リモートからシステムを監視するという用途なら、すべての機能を持ったオペレータ・コンソールでなくても、このWebコンソールで十分な場合が多い。タスク機能の実行や、以下に述べる「状態」「ダイアグラム」などの表示はできないが、どのコンピュータからでも利用できるというメリットがある。オペレータ・コンソールはあらかじめインストールしておかないと利用できないが、WebコンソールはWebブラウザさえあれば利用可能だ。

Webコンソールによるアラートの監視
Webコンソールでは、アラートやイベントの閲覧のみという機能制約はあるが、どこからでも利用できるというメリットがある。アラートの通知で送信されるメールには、Webコンソール経由でアクセスできるURL情報が含まれているので、リモートからアクセスするようなケースでは、Webコンソールがよいだろう。
  利用できる機能。アラートとイベントの閲覧しかできない。
  選択されたアラート。
  アラートの詳細。

コンピュータの状態を一覧表示する「状態」ウィンドウ

 ナビゲーション・ウィンドウで[状態]ボタンをクリックすると、各サーバ・コンピュータの状態を一覧表示する「状態の表示」ウィンドウが表示される。横軸にはActive DirectoryやDNS、IIS、MOM Agent、オープン・アラートの状態(解決済みでないアラートがあるかどうかの状態)などの項目が表示され、サーバ・コンピュータごとに、どのサービスがインストールされているか、そのサービスの動作状態はどうなっているか、などが表示される。緑の丸はサービスが正常に動作していることを表し、黄色や赤は何らかのエラーが発生していることを表している。

状態の表示ウィンドウ
各サーバ・コンピュータ上のサービスの動作状態を一覧表示するウィンドウ。コンピュータごとに、どのサービスに問題(アラート)が発生しているかを分かりやすく表示している。
  状態を選択する。
  コンピュータの一覧。
  正常に動作している場合は緑色。
  アラートが発生している場合は赤色。
  警告やエラーの場合は黄色。

 この表示ウィンドウにおいて、特定の行をクリックすると、そのコンピュータのアラートの一覧が表示される。どのサーバ・コンピュータ上で問題が発生してるかを素早く見つけ、その(アラートの)内容を詳細に調べるのに適した表示方法である。

サーバ配置をビジュアルに確認するダイアグラム表示

 ナビゲーション・ウィンドウで「ダイアグラム」を選択すると、管理対象のサーバ間の接続をビジュアルな図で表示するモードになる。デフォルトではすべてのコンピュータがフラットに表示されるだけであるが、グループ化して分かりやすく分類したり、Active DirectoryのサイトリンクやSMSの階層に合わせて表示を切り替えたりできる。

ダイアグラム表示されたネットワーク
サーバの横にある緑や黄色、赤の記号は、「状態の表示」ウィンドウの場合と同様に、そのコンピュータに関して何らかのアラートが発生しているかどうかを表している。コンピュータのアイコンをクリックすると、そのコンピュータのアラートを表示するウィンドウに移行する。なお、このダイアグラムをMicrosoft Visioフォーマットにして出力し、ドキュメント化の助けにすることもできるが、その逆(Visioで記述したネットワーク図)をMOM 2005にインポートすることはできない。
  ダイアグラムを選択する。
  表示されたネットワーク図。
  Visioフォーマットでエクスポートできる。
  表示するコンピュータのグループ。

 次回はMOM 2005解説の最後として、パフォーマンス・カウンタ(グラフ表示)やレポート機能、管理パックのカスタマイズや機能追加などについてまとめる。End of Article

 

 INDEX
  [製品レビュー]Microsoft Operations Manager 2005 
  第3回 MOM 2005のオペレータ・コンソールを使う
    1.オペレータ・コンソール
    2.異常事態を通知するアラート機能
    3.リモートから診断/調査するタスク機能
  4.Webコンソールと状態/ダイアグラム表示
 
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