特集 インターネット「常時」接続計画第6回 DNSサーバの設定と確認5.逆引きDNSゾーンの定義(1)デジタルアドバンテージ |
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逆引きDNSゾーンの定義
それでは次にd-advantage.jpの逆引きゾーンを定義してみよう。定義するゾーン名やそのホスト名などは、「第4回 正引きと逆引きゾーンの定義―2.ドメインのゾーン情報」で説明したように、以下のレコード(PTRレコード)を定義する。ゾーンの定義方法そのものは正引きゾーンの場合とほぼ同じであり、AレコードがPTRレコードになった程度しか違いはない。ただし今回は、クラスCのIPアドレスをさらに分割したグローバルIPアドレスを使っているので、逆引きのゾーン名がやや特殊なもの(A192.134.206.61.in-addr.arpa)になっていることに注意する必要がある。
逆引き用の定義 | 定義するFQDN名 |
193.A192.134.206.61.in-addr.arpa | gw.d-advantage.jp |
194.A192.134.206.61.in-addr.arpa | ns.d-advantage.jp |
195.A192.134.206.61.in-addr.arpa | mail.d-advantage.jp |
196.A192.134.206.61.in-addr.arpa | www.d-advantage.jp |
197.A192.134.206.61.in-addr.arpa | yellow.d-advantage.jp |
198.A192.134.206.61.in-addr.arpa | blue.d-advantage.jp |
d-advantage.jpドメインの逆引きゾーンの定義 | |
CIDR環境における逆引きでは特殊な仕組みが必要。これは東京めたりっく通信での例。ユーザー側は、「Annn.xxx.yyy.zzz.……」というサブドメインの下にユーザー側のレコードを追加する。 |
まずは逆引き用の新しいゾーン(A192.134.206.61.in-addr.arpa)を作成する。このためにはDNS管理ツールを使って、「逆引き参照ゾーン」内でウィザードを起動する。
逆引きゾーンの新規作成 | |||||||||
逆引き参照ゾーンを右クリックして、ポップアップ・メニューからウィザードを起動する。 | |||||||||
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ウィザードを起動すると、やはり正引きゾーンの場合と同じように、作成するゾーンの種類を選択するための画面が表示されるので、「標準プライマリ」を選択する。
新規ゾーンの作成 | ||||||||||||
逆引きゾーンにもプライマリDNSかセカンダリDNSかの区別がある(Active Directory環境下では、統合モードも選択できる)。 | ||||||||||||
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ここまでの手順は正引きゾーンの定義の場合と同じであるが、この先は少し異なる。逆引きはIPアドレスに基づいて行うので、それを意識した名前にする必要がある(IPアドレスを構成する1byteの数値ごとにドメインの階層を区切る)。また、今回はクラスCをさらに分割した特殊なドメイン名になっているので、正しくその名前を入力する必要がある。
逆引きゾーンの設定(2) | |||||||||||||||||||||||||||
逆引きゾーンのドメイン名は、IPアドレスを逆順に並べたものの最後に「.in-addr.arpa」を付加する。さらに先頭には、特殊なサブドメインである「A192(この文字列はユーザーのIPアドレス環境によって異なる)」を付ける。 | |||||||||||||||||||||||||||
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以下が作成された新規の逆引きゾーンである。デフォルトではSOAレコードとNSレコード(自分自身を指しているが、後でns.d-advantage.jpに変更する)だけが含まれている。先ほどの正引きゾーンの場合と同様に、インターネット向けにいくらかの修正を行う。
生成された逆引きゾーン情報 | ||||||
ウィザードを使って作成したばかりの逆引きゾーンの情報。SOAレコードとNSレコードだけが用意されている。 | ||||||
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INDEX | ||
[特集]インターネット「常時」接続計画 | ||
第6回 DNSサーバの設定と確認 | ||
1.DNSサーバの管理 | ||
2.正引きDNSゾーンの定義(1) | ||
3.正引きDNSゾーンの定義(2) | ||
4.正引きDNSゾーンの定義(3) | ||
5.逆引きDNSゾーンの定義(1) | ||
6.逆引きDNSゾーンの定義(2) | ||
7.DNSサーバの動作確認 | ||
インターネット「常時」接続計画 |
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