Windows TIPS
[System Environment] |
Windows Vista/Windows Server 2008のネットワーク診断ツールを利用する
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/11/07 |
対象OS |
Windows Vista |
Windows Server 2008 |
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ネットワークのトラブル・シューティングのためには、ネットワークの設定やインターネットとの通信の状態などを調査する必要がある。 |
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ネットワークの診断ツールを使うと、設定の確認や通信状態の調査が簡単に行える。 |
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TIPS「ネットワークの診断ツールを活用する」では、Windows XPやWindows Server 2003におけるネットワークの診断ツールの使い方を紹介した。これらのOSではヘルプとサポート・センターからネットワークの診断ツールを呼び出すことができる(Windows XPの場合は、netshコマンドのdiag guiサブコマンドでも起動可能)。だがWindows VistaやWindows Server 2008の場合は少し呼び出し方法が異なっている。本TIPSではその方法を紹介する。
Windows VistaやWindows Server 2008でネットワークの診断機能を利用するには、タスク・バー上のネットワーク・アイコンを右クリックし、ポップアップ・メニューから[診断と修復]を選択する。
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ネットワークの診断ツールの起動 |
ネットワークの診断ツールを起動するには、タスク・バー上に表示されているネットワーク・アイコンを右クリックして、[診断と修復]を選択する。
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ネットワーク・アイコンを右クリックする。 |
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これを選択する。 |
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もしくは[コントロール パネル]の[ネットワークと共有センター]でネットワーク・インターフェイスの[状態の表示]をクリックし、表示されたネットワーク接続の状態表示画面で[診断]ボタンをクリックする。
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ネットワークの診断ツールの起動(2) |
ネットワーク接続のプロパティ画面でも診断ツールを起動できる。 |
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これをクリックすると現在のネットワーク・インターフェイスの状態や割り当てられているIPアドレスなどの情報を取得できる。 |
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これをクリックすると診断ツールが起動する。 |
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[診断と修復]を選択すると(もしくは[診断]ボタンをクリックすると)、すぐに「Windows ネットワーク診断」というダイアログが表示され、ネットワークの診断が実行される。Windows XPのときのように、診断する項目を選択する必要はなく、あらかじめ設定されているチェック項目が自動的に実行される。IPアドレスの確認やDNSサーバ、ゲートウェイ、Proxyサーバのチェック、インターネット(上のWebサーバ)との通信チェックなどが行われる。
ネットワークが正常であると判断されると、次のような画面が表示される。
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ネットワークが正常な場合の画面 |
これに対し、何らかの問題が見つかれば、例えば次のような画面が表示される。ネットワークの接続状態や設定パラメータなどをチェックする必要があるだろう。
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DNSサーバと通信できない場合のエラー画面 |
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デフォルト・ゲートウェイと通信できない場合のエラー画面 |
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インターネット上のサーバ(Webサーバ)と通信できない場合のエラー画面 |
[新しいIP設定を自動的に取得します]や[ネットワーク アダプタのリセット]をクリックすると、DHCPによるIPアドレスの再割り当てやアダプタのリセット(DHCPによるIPアドレスの解放、再取得など)が行われる。
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