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Windows Server 2008/R2の初期構成タスク画面を表示させる

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2009/12/18
対象OS
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008/R2をインストールしてログオンすると、最初に初期構成タスクの画面が表示される。この画面にはシステムの状態やインストール直後に行うべき設定などがまとめられている。
チェック・ボックスをオンにしてこの画面を閉じると、以後は表示されなくなる。
この画面をもう一度表示させたければ、「oobe」コマンドを実行する。

解説

 Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2をインストール後、システムにログオンすると、デフォルトでは「初期構成タスク」という画面が表示される。

初期構成タスクの画面
これはWindows Server 2008 R2の初期構成タスク画面の例。番号順に設定/確認を行うことにより、インストール後に必要な作業が簡単に確認できる。
初期作業の終了後、このチェック・ボックスをオンにしてダイアログを閉じると、以後はこの画面が表示されなくなる。

 この画面では、コンピュータ名やネットワークの設定、ライセンス認証、Windows Updateの設定、役割や機能の追加など、サーバ・コンピュータの初期設定に関する作業手順が表示されている。これに沿って設定を進めることにより、サーバの導入作業が簡単に行えるようになっている。ただしインストール直後にしか必要ないため、作業が済むと画面下にある[ログオン時にこのウィンドウを表示しない]のチェック・ボックスをオンにして、以後は表示されないようにしていることが多いだろう。

 だがこの画面を後でもう一度表示させたくなったとしても、[スタート]メニューには登録されていないので、簡単には起動できない。この画面に表示されている情報やここから起動できるツールは、ほかのツールや設定画面でもほぼカバーされているが([管理ツール]−[サーバー マネージャ]でほぼ代替できる)、サーバ・システムの状態を素早く知ったり、初期設定手順を再確認したりするには、この画面は便利である。本TIPSではこの画面をもう一度表示させる方法を紹介する。

操作方法

初期構成タスクを表示するには「oobe.exe」コマンドを実行する

 初期構成タスク画面の実体は、oobe.exeというコマンドである。なので、この画面を表示させたければ、[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]を起動するか([Windows]+[R]キー)、[スタート]メニューをクリックして「プログラムとファイルの検索」ダイアログに「oobe」と入力して実行すればよい。

oobe.exeコマンドの実行
[ファイル名を指定して実行]で「oobe」と入力し、実行する。コマンド・プロンプト上で「oobe」と入力して起動してもよい。「oobe」は「out-of-box experience(箱から出してすぐのエクスペリエンス)」の略で、インストール時に最初に行うべき(一連の)作業、などという意味。
「oobe」と入力して実行する。

 初期構成タスクの画面が表示されるので、ここでサーバ・システムの状態を調べたり、初期設定手順を再確認したりすればよい。以後のログオンでも表示させたければ、[ログオン時にこのウィンドウを表示しない]のチェック・ボックスをオフにしてから[閉じる]をクリックする。End of Article

「Windows TIPS」


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