[System Environment]
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セキュリティ・パッチの適用状態を調べる(2)―― HFNetChkツールの使用法 ―― → 解説を読むデジタルアドバンテージ 2002/01/26 |
操作方法 |
HFNetChkのインストール方法
HFNetChkツールは、Technetのセキュリティ・ツールのページからダウンロードできる。このページの先頭にあるHFNetChkをクリックして、プログラムをダウンロードする。そして実行、解凍し、適当なフォルダ(例えばc:\toolsなど)に保存する。
次に日本語Windows環境向けのセキュリティ情報データベースのファイル(XMLファイル)をダウンロードする(デフォルトのままでは、英語版Windows環境向けのチェックが行われる)。先のWebページの中ほどに「使用方法」というセクションがあるが、この手順1にXMLファイルのへのリンクがあるので、これをクリックする。このリンク先はファイルのバージョンによって変わる可能性があるので、必ずこのWebページからたどってダウンロードすること。このファイルも自己解凍形式になっているので、同じ場所に解凍していただきたい。
HFNetChkツールのページ | ||||||
ここの指示に従って、ツール本体と日本語環境向けセキュリティ情報データベース・ファイル(XMLファイル)をダウンロードし、同じディレクトリに解凍する。データベース・ファイルは常に最新のものを入手するために、ときどきこのページを確認してもらいたい。 | ||||||
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HFNetChkの使用方法
HFNetChkコマンドの使用法は、「HFNetChk /?」とすると表示されるが、一番基本的な使い方はローカルのマシンの状態を調べる方法である。必ず「-x」オプションを付けて、日本語版のセキュリティ情報データを指定する必要がある。
C:\tool>dir …ツールとその関連ファイルの一覧の表示 |
前述したとおり、HFNetChkでは、Windowsシステムのほか、IEやIIS、SQL Serverがインストールされているかどうかも調べ、それぞれに必要なホットフィックスが表示される。この場合は、Windows 2000 SP2システムとIE 6が見つかったが、Note(注意情報)が1つ見つかっただけである。これは、サポート技術情報の「Hfnetchk.exe が返す NOTE メッセージ」に記述されているように、正しくホットフィックスがインストールされていても常に表示される可能性があるので、文書中の指示に従って、適宜対処していただきたい(この場合はMsdaipp.dll ファイルのバージョンが 8.103.4004 以上であることを確認する)。なお、HFNetChkコマンドに関するFAQがサポート技術情報の「Hfnetchk.exe ツールに関してよく寄せられる質問 (FAQ) 」にまとめられているので、参考にしていただきたい。
リモートのマシンの状態を確認するには、IPアドレスを指定してコマンドを起動する。このとき、特定のホストやIPアドレスだけでなく、あるIPアドレスの範囲やドメイン名、ワークグループ名などを指定して実行できるので、多数のシステムの状態を効率よく収集することができる。
以下は、SP1しか当てていないリモートのWindows 2000サーバに対してコマンドを実行したところである。SP2以降、2002年1月現在では、すでに20個程度のホットフィックスが発行されていることが分かる。管理者はこれらのホットフィックスをすべて正しくインストールしておかなければならない。
C:\tool>hfnetchk -x stksecure.xml -h serverx1 …リモートのシステムを調査 |
関連記事(Windows Server Insider) | ||
Windows TIPS:セキュリティ・パッチの3つのレベル | ||
Windows TIPS:セキュリティ・パッチを適用する | ||
関連リンク | ||
HFNetChkツールのページ(マイクロソフト) | ||
サポート技術情報:Hfnetchk.exe が返す NOTE メッセージ(マイクロソフト) | ||
Hfnetchk.exe ツールに関してよく寄せられる質問 (FAQ) (マイクロソフト) | ||
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
INDEX | ||
[Windows TIPS] | ||
セキュリティ・パッチの適用状態を調べる(1) | ||
セキュリティ・パッチの適用状態を調べる(2) | ||
「Windows TIPS」 |
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