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コマンドライン・リファレンスを素早く表示する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2005/04/09
 
対象OS
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows Server 2003
バッチ処理的な管理業務にはコマンドプロンプトが便利だが、コマンド名を覚えていないと使えない。
コマンド一覧のヘルプを参照したくても、簡単に起動することはできない。
「ヘルプとサポート」からたどることもできるが、ステップ数が多く、見つけ出すのは困難だ。
ヘルプ・ファイルのショートカットを作成すれば、素速くアクセスできる。
 
解説

 例えば多数のユーザー登録を一度に実行する場合など、マウスを使ったGUI操作で1人ずつ登録するのは面倒だ。このような場合には、コマンドライン・ツールやバッチ処理をうまく利用すると作業がラクになる。しかしコマンドラインを便利に使いこなすには、利用可能なコマンドとその機能、オプションなどをある程度覚えておく必要がある。GUIでメニューを選択するように、実行可能な選択肢を表示して、そこから選択するということはできないからだ。

 常にコマンドライン・ツールを使っているなら、自然とコマンド名やオプションを覚えられるかもしれないが、そうでもなければこれは簡単ではない。「いざ使おう」と思ったときに、コマンド名やオプションが分からず、途方に暮れた経験がある人も少なくないだろう。

 しかも、通常のWindowsアプリケーションとは違い、コマンドプロンプトからコマンド一覧やそれらの機能を解説したヘルプを簡単に起動したりはできない。[スタート]メニューの[ヘルプとサポート]からたどって表示させることは可能だが、たどり着くまでには何段階もあって、すぐには参照できない(具体的には、[スタート]−[ヘルプとサポート]→「ヘルプ トピックを選びます」の[システム管理]メニュー→「関連項目」の[ツール]→「ツール」の[コマンド ライン リファレンス]。Windows 2000のときよりも呼び出し方が煩雑になっている)。

 コマンドライン・リファレンスをしばしば参照するようなら、当該ヘルプ・ファイルのショートカットをデスクトップや[スタート]メニューなどに作成しておくとよい。


操作方法

 コマンドライン・リファレンスのヘルプ・ファイルは、%SystemRoot%(デフォルトではC:\Windows)のHelpフォルダの下にある「ntcmds.chm」である。

コマンドライン・リファレンスのヘルプ・ファイルを検索する
コマンドライン・リファレンスは%SystemRoot%\Help\ntcmds.chmである。
  これがコマンドライン・リファレンスのヘルプ・ファイル。

 このファイルをコマンドラインから表示させるには、「hh ntcmds.chm」というコマンドを実行すればよいが([ファイル名を指定して実行]で「hh ntcmds.chm」と入力してもよい)、このファイル名そのものを知らなければ(忘れてしまっては)、意味がない。 

 そこで、ntcmds.chmのショートカットをデスクトップや[スタート]メニューなど、アクセスしやすい場所に作成しておくのがよいだろう。マウスの右ボタンでドラッグ&ドロップし、表示されるポップアップ・メニューの[ショートカットをここに作成]を選択すればよい。End of Article

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