ISDNダイヤルアップルータ (ISDN dialup router)
【アイ・エス・ディー・エヌ・ダイヤルアップ・ルータ】
別名
・ISDNルータ (ISDN router) 【アイ・エス・ディー・エヌ・ルータ】
最終更新日: 2001/07/04
中継を行う一方のインターフェイスにイーサネットを、もう一方のインターフェイスにISDNを持ち、イーサネット側に接続されるLANからの必要に応じて、ISDNによるダイヤルアップを自動的に行い、相手先に接続するタイプのルータ。
家庭などからダイヤルアップでISP(インターネット・サービスプロバイダ)に接続する場合、通常はモデム(アナログ電話回線を利用する場合)やTA(ターミナルアダプタ。ISDN回線を利用する場合)を利用するが、通信を開始するときには、手動でISPへのダイヤルアップ接続を指示する必要がある。これに対しISDNダイヤルアップルータでは、接続先ISPの情報をあらかじめルータに設定しておき、LANから外部に対してアクセスするパケットが発生したら、ルータが自動的にISPにダイヤルアップ接続を行う。これにより、ユーザーからは、あたかもネットワークが常時接続されているかのように見える。当初は高価で、SOHOなどの事業者で利用されていたが、最近では低価格なもの(実売価格で5万円以下)も販売されるようになり、個人レベルでも広く利用されるようになってきた。
また低価格なインターネット常時接続方法として、主に小規模事業者向けに広く普及しているOCNエコノミーを利用する場合にも、専用線接続モードを持つISDNルータが必要である。
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