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DVD-R (DVD-Recordable)

【ディー・ブイ・ディー・アール】

最終更新日: 2001/06/22

 1回だけ書き込み可能(ライト・ワンス型)なDVD規格の一種。DVD規格の技術規格策定機関であるDVDフォーラムにより、最初のバージョン1.0が1997年に認定された。容量は、バージョン1.0では片面3.95Gbytesだったが、バージョン2.0で片面4.7Gbytesの容量が正式に決まった。

 記録方式はCD-R同様で、レーザーの熱で化学反応を起こす材料が記録層に含まれており、読み出し時より強いレーザーを照射することで化学変化を起こさせ、反射率を変化させることで、データを記録する。DVD-ROMドライブや再生専用DVDプレーヤーでも再生できるよう、読み出しに関係する物理的な仕様はほぼ同じになっている。

 DVD-Rは、DVD-ROMやDVDビデオと同じ片面4.7Gbytesという容量を実現したバージョン2.0(2000年に策定)において、一般的な用途とDVDのオーサリングなどの業務用途それぞれに合わせて、2つの規格に分かれた。前者が「DVD-R for General」、後者が「DVD-R for Authoring」である。DVD-R for Generalでは、著作権保護機構がドライブとメディアの両方に組み込まれているほか、記録用レーザーの波長が650nmに変更されている(DVD-Rバージョン1.0では635nmだった)。一方、DVD-R for Authoringでは、著作権保護機構がドライブのみに組み込まれており、記録用レーザーの波長もDVD-Rバージョン1.0などで使用する635nmのままだ。一般ユーザーが利用するのは、DVD-R for Generalのほうである。

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DVD
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