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メジャー・バージョンアップ (major version up)

最終更新日: 2003/03/31

 システムやプログラム、ハードウェア、仕様の改訂などにおいて、メジャーな(大幅な)改訂のこと。どの程度の改訂がメジャー・バージョンに相当するのかははっきりと決まっているわけではないが、内部構造が大きく変更されてソース・コードが大幅に書き直されたとか、ルック&フィール(見た目や外観、操作性)や機能、性能などが大きく改善され、従来のバージョンとの差異が明らかだったり、(性能や機能向上などのために)従来との互換性が著しく低下するほどデータやファイル構造が変わったような場合にメジャー・バージョンアップとするのが普通である。

 これに対して、改訂の程度が比較的小規模なものはマイナー・バージョンアップと呼ばれる。例えばWindows NT 3.5に対して、NTFSでのファイル圧縮機能などを追加したWindows NT 3.51が発表された。このNT 3.51とNT 3.5は見かけ上はほとんど変わらず、OSの内部的にも同一で、周辺の機能追加だけだったため、マイナー・バージョンアップとなった。

 これに対し次バージョンのWindows NT 4.0では、ユーザー・インターフェイスがそれまでのものから一新され、Windows 95と共通化された。このように大幅な機能の向上、改良がなされたため、NT 4.0はメジャー・バージョンアップとなった。

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