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ヒット数 (hit count)

【ヒット・スウ】

最終更新日: 2003/12/01

 インターネットのWebページがどれくらいアクセスされているかを示す値。「1日あたり××万ヒット」などとして用いられる。

 WWWブラウザは、WebページのデータをWWWサーバに要求し、これを受け取り、表示を行う。単位時間あたりに(1日や1週間、1カ月など)、この要求がどれだけ発生したかを示す値がヒット数である。当然ながら、人気の高いWebページのヒット数は大きくなるので、そのページの人気を示す値の1つになりうる。Webページの中には、「アクセスカウンタ」などとして、この要求数をページ上に表示しているものもある。

 しかし今述べたように、ヒット数とは、WWWサーバに対して要求が発生した数であり、何人がそれを見たかという値ではない。たとえば、1人のユーザーがページの更新を100回行えば、ヒット数は100上がることになる。意図的にこのような操作を行うことは少ないだろうが、Webページの中には、一定時間で強制的にページの更新を行うようなJavaScriptを含んでいるものがあり、この場合には、そのページを表示して放っておくだけで、ヒット数が上がってしまう。

 このように、ヒット数はWebページの人気を示す1つの値ではあるが、それほど信頼性は高くないことを念頭に置くべきである。これに対し、テレビの視聴率調査と同様に、ユーザーのコンピュータにモニタプログラムを組み込み、ユーザーがどのページをどれくらいの時間見たかをモニタし、Webページの視聴率(単位はリーチと呼ばれる)を計測するという、インターネットの視聴率調査も始まっている。

 

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