Mach
【マーク】
最終更新日: 1999/09/21
米カーネギーメロン大学のR.Rashid教授らのグループによって開発されたオペレーティングシステム。UNIX互換のオペレーティングシステムだが、マルチプロセッサやネットワーク環境など、新しいコンピューティング環境に適合することを目的として開発が進められた。
1969年にAT&Tベル研究所で開発されたUNIXは、開発当初はコンパクトで小回りが効くオペレーティングシステムであった。しかし時代の流れに応じて、仮想記憶機構やTCP/IPによるネットワーク機能、グラフィカルユーザーインターフェイスなどが追加、拡張され、いつしか巨大な、複雑なOSとなってしまった。このように巨大化、複雑化してしまったUNIXを再構成すると同時に、ネットワーク環境に存在する複数のコンピュータシステムを協調的に活用することを目標とするさまざまな新機能を追加したオペレーティングシステムがMachである。具体的には、ネットワーク環境に存在する複数のコンピュータシステム上にまがたるCPUやメモリ、ハードディスクなどを統合的に管理することを目標としていた。
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