ICDロゴ

C言語 (C language)

【シー・ゲンゴ】

最終更新日: 2002/05/19

 米国ベル研究所で、デニス・リッチー(Dennis Ritchie)らによって1972年に開発されたプログラミング言語。前身となった言語処理系がB言語だったことから、その次としてC言語と呼ばれている。

 C言語は、UNIXオペレーティング・システムやシステム・プログラムを記述するために開発された言語処理系であり、特定のハードウェアに依存することなく、かつ効率よくアセンブリ言語に置き換え可能なことを目的として開発された。このためBASICなどの高水準言語と比較すると、言語仕様は比較的低水準で、アセンブリ言語レベルでの操作を意識したプログラム・コードを記述することも可能である。

 UNIXの普及とともにC言語は広く使われるようになり、UNIXを始めMS-DOS、Windows、OS/2、Macintoshなど、ほとんどのコンピュータ・システム上での代表的なプログラム開発言語の1つになった。現在ではこのC言語を基に、オブジェクト指向プログラミングの機能を追加したC++言語が広く使われているが、C++言語処理系はCと上位互換性があり、現在でもなおC言語レベルで記述されたプログラムが少なくない。

 基本的にC言語は、ソース・コードを記述し、これをコンパイラによって機械語コードに変換するタイプのコンパイラ型言語だが、インタープリタ型の処理系も発表されている。

Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ