インテルがワイヤレス機器向けの新アーキテクチャを発表
2000/9/21
インテルは9月20日、現在開催中の「Intel Developer Forum 2000 Fall Japan」(IDF)において、ワイヤレス機器向けの新アーキテクチャ「インテル パーソナル・インターネット・クライアント・アーキテクチャ(インテル PCA)」を発表した。インテル PCAは、次世代携帯電話やPDAなどのアプリケーション開発において、特定のプラットフォームやOSに依存することなく、迅速なソフトウェア開発を可能にすることを目的に立案されたアーキテクチャ。従来までの開発スタイルは、ハードウェアの開発作業が先行し、そのハードウェアに向けたソフトウェアを開発するものだった。同アーキテクチャを採用することにより、ハードウェア部分とソフトウェア部分の並行開発が可能となり、開発効率の向上と期間短縮が期待できる。
すでに仕様書のドラフトは主要なワイヤレス関連企業に配布されており、2000年中に最終仕様書とSDKの提供を予定しているという。インテルでは、今回のPCAのような開発効率を向上させる共通化アーキテクチャを発表することで、次世代のインターネットアクセス機器として高機能化が続いている携帯電話とPDAに対し、同社の組み込み機器向けアーキテクチャであるXScaleとStrongARMプロセッサのよりいっそうの普及を目指している。
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