KDDI、オプティカル・ネットワーキングでルーセントと締結
2000/11/16
11月15日、日本ルーセント・テクノロジーは、KDDIへ大容量オプティカル・ネットワーク伝送技術を提供する契約を結んだと発表した。
KDDIは今年10月1日にDDI、KDD、IDOが合弁した新会社。今回の提携により、KDDIは北海道から沖縄まで日本全国を縦断するネットワークを構築する。これにより、既存の3社のインフラの整備とともにネットワークの増強が行え、将来的には高速アクセスサービスの提供につながるという。
ルーセントが提供するネットワークシステムは「WaveStar ADM 16/1」と同製品のリジェネレータ・ユニット「WaveStar R 16」。同社の主力製品である「WaveStar ADM 16/1」は、通信キャリアがオプティカル・ネットワークのリング構築を可能にする装置で、高速デジタル通信方式の国際規格であるSDH(Synchronuos Digital Hierarchy;同期デジタル・ハイアラーキー)技術を用いている。低速な光と電気の入力信号を2.5ギガビットに多重でき、これは1ページの電子メールを毎秒50万回送るのに匹敵するという。
伝送能力の高速性、信頼性、経済性などからオプティカル・ネットワークは期待の高い通信技術。スタートしたばかりのKDDIは、質の高い次世代インフラの完備により地位を築きたいところだ。
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