サン、新プロセッサ対応アプリケーション開発環境を発表

2000/11/17

 サン・マイクロシステムズは11月16日、Solaris環境で動作するアプリケーションの統合開発環境「Forte Developer 6 update 1」の販売を開始した。

 新製品は「Forte Developer 6」の改良版にあたり、同社の最新プロセッサ「UltraSPARC III」に最適化されたコードを生成する。「UltraSPARC III」は10月に発表した同社のワークステーション「Sun Blade 1000」を初め、今後出荷するサーバに搭載される予定の、64ビットのマイクロ・プロセッサだ。改良版ではアプリケーションの実行性能、開発での作業効率が大幅に向上するため、開発サイクル、プログラムの実行までの時間が短縮するという。

 改良を行った機能として、コンパイル実行速度が向上した「C/C++/Fortranコンパイラー」、「ビジュアルGUIビルダー」、複数チームでの開発でのソースコード管理やバージョン管理などを行う「TeamWare」などがある。また、業界では初めて、非線型演算を可能にする「区間演算」サポートは、これまでのFortran95に加え、C++コンパイラでも実現した。

 同社では、既存のSun WorkShop製品との互換モードによる開発環境も用意しており、既存のアプリケーションを新しい環境へ簡単に移行できるという。

 対応プラットフォームは、Solaris 2.6、7、8 SPARC Platform Edition、同Intel Platform Edition。

価格;
Forte C++ Enterprise Edition 6 Update 1…62万8千円から
同 Personal Edition 6 Update 1…38万9千円から
Forte High Performance Computing Edition 6 Update 1…195万円から
Forte Fortran Desktop Edition 6 Update 1…29万2千円から
Forte TeamWare 6 Update 1…25万3千円から

[関連リンク]
サン・マイクロシステムズの発表記事

[関連記事]
サンがUltraSPARC III搭載の ワークステーションを発表 (@ITNews)

 

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)