インターネット利用者動向、日本は24%、米国60%

2001/2/20

 日本におけるインターネット利用者の動向は、2001年1月期の月間平均接続時間が7時間56分48秒、月間平均セッション数が月16回、インターネットの推定利用者総数(PC、携帯電話からのWeb接続)は2991万人で、総人口の約24%を占める――ネットレイティングス社が2月19日に発表した最新の月間利用者動向の調査結果だ。

 インターネット利用者動向を調査している同社では、日本では1999年3月より調査を実施している。2001年度1月では、インターネット総人口は前月と比較して1.7%増加した。うち、PCからインターネットに接続する人は68%弱を占め、Web対応の携帯電話からが16.4%、残りの15.8%がPCと携帯電話を併用してアクセスしているという。

 人気の高かったドメイン名は、1位が「Yahoo.co.jp」、以降「biglobe.co.jp」「nifty.com」と続いている。同社によれば、今回の調査で目立った動向としては、代々木ゼミナールの「yozemi.ac.jp」など大手予備校のWebサイトへのアクセスが多かった点という。また、バナー広告視聴ランキングでも教育関連のバナーが11位にランクインするなど変動が見られたようだ。

 ちなみに、同社の米国本社である米ネットレイティングス社が2月14日に発表した、米国での2001年1月期のインターネット利用動向の調査結果をまとめると、インターネットの推定利用者は1億6800万人を超え、割合で見ると60%を上回る。月間平均接続時間は15時間3分24秒、月間平均セッション数は月28回と発表している。「バンキング、ショッピングなど日常の雑事にWebを介して行うことが浸透しはじめた」と同社では分析している

[関連リンク]
ネットレイティングス
米ネットレイティングスの発表資料(英語)

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