沖電気とマイクロソフトが音声・データ統合で提携
2001/2/22
提携発表会で握手する、沖電気社長 篠塚勝正氏(左)とマイクロソフト社長 阿多親市氏(右)。篠塚氏は「ブロードバンド時代のCTソリューション提供をにらんだ提携」と、将来は一般的になるビデオ会議などのリッチなコミュニケーション環境整備に向け、両社の強みを活かした形での提携だったことを強調した |
沖電気工業(以下、沖電気)とマイクロソフトは2月20日、沖電気のもつCTI(Computer Telecommunication Integration)製品群と、マイクロソフトのWindows 2000 Server/Advanced Serverおよびコラボレーション機能を提供するサーバ製品Exchange Server 2000を組み合わせて、CTIやVoIP市場に向けてソリューションを展開していくことで業務提携したと発表した。
今回の提携により、(1)沖電気のCTI製品「CTstage」のWindows 2000 ServerおよびExchange Server 2000に対応した新製品を4月に発売、(2)沖電気のIP-PBX製品「IPstage」をマイクロソフトのサーバ製品群と連携させた各種CTIソリューションの提供、(3)「Microsoft.NET」に完全対応したCTstageの開発、(4)マイクロソフトの新宿オフィスおよび沖電気のショールーム内にでも環境や検証施設を設置、(5)沖電気内にソリューション開発と技術支援のための100名から構成される専門チームを設置、(6)共同でイベントやセミナー、マーケティング活動を実施していく。
CTI関連製品の豊富なラインナップを揃える沖電気と、各種サーバ製品などコンピュータ上での豊富なソリューションをもつマイクロソフトが提携することで、ユーザーに対してより強力なソリューションの提供が実現するとしている。両社は、成長を続ける音声とデータを統合したコミュニケーション分野(CT:Computer Telecommunication)の盛り上がりにつながることを期待するという。これまでは、音声(電話など)は音声、データ(メールやグループウェアなど)はデータで完結する形が多かったが、「必要な情報はデバイスに依存しない形でいつでも取り出せることが、ナレッジワーカーの生産性向上につながる」(マイクロソフト社長 阿多親市氏)とし、「.NETのファーストステップとして、CTは越えなければいけない壁」(同 阿多氏)とCTの重要性を強調した。
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沖電気工業
CTstageの製品紹介
マイクロソフト
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