「ブロードバンドの機は熟した」、SGI
2001/2/22
「ADSLでは革命は起こらない」と和泉社長 右は米SGIブロードバンド担当副社長 グレッグ・エステス(Greg Estes)氏 |
日本SGIは2月21日、都内で会見を開き、ブロードバンド戦略を明らかにした。
CG(コンピュータグラフィックス)や高性能コンピュータで知られるSGIだが、ブロードバンドへの取り組みは以前から行ってきたという。先日、光ファイバー・サービスの提供を発表した有線ブロードネットワークスとも技術提携している(2月15日付け記事「光ファイバー提供第1号、月額4900円」参照)。同社代表取締役社長 和泉法夫氏はこの時期に体制強化に踏み切ることについて、「機は熟した」と語る。具体的には、通信スピード、コンテンツ・サーバの技術、価格、コンテンツ総量の4つの条件が満たされつつあると和泉社長は見ている。
同社では今後、ブロードバンドシステム構築事業に積極的に取り組む。その上で、
- 100名体制の専用事業部(ブロードバンド・プロフェッショナル・サービス部)の発足
- ブロードバンド・ソリューション・センターの設立
- 全世界のブロードバンドソリューションを展示したデモセンター「SWaT」の開設
- ストリーミング関連事業でトップシェアを誇るカセナ(Kasenna)社との提携
の4つを軸にするという。 カセナ社は、ストリーミングなどブロードバンドメディアのプラットフォームを構築・提供を事業とし、2000年SGIからスピン・オフしてできた会社。
3月1日にオープン予定のソリューションセンター以外、体制はすでに整っているという。案件もすでに10件近くあり、キャリアやISP、コンテンツ・プロバイダなどを対象に積極的に展開して行く。
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