遠隔地からのアクセス・管理が可能なツール、シマンテックから

2001/4/4

 シマンテックは、4月3日、PCのリモートコントロールツール「pcAnywhere 10.0」を4月19日に発売すると発表した。

 「pcAnywhere」は、ネットワークやモデム経由で遠隔地にあるPCにアクセスし、そのパソコンの画面を手元のPCに表示し操作を行うことのできるソフトウェア。自宅や外出先から勤務先のPCにアクセスしたり、システム管理者やヘルプデスク担当者がリモートでPCのメンテナンスを行うなどの用途が想定されている。

 「pcAnywhere 10.0」では、セキュリティの強化が図られた。追加されたユーザー認証は以下の通り。

  • Active Directory Service(ADS)
  • LDAP
  • Novell Bindery
  • FTP
  • HTTP
  • HTTPS

暗号化ウィザード画面(クリックで拡大)

 また、暗号化ウィザードの搭載により、PKIのセットアップをサポートした。

 このほか、カスタムインストールパッケージを作成するパッケージャ機能、リモート操作をより高速化する最適化ウィザード、ネットワークをスキャンしてセキュリティポリシー違反やセキュリティホールを検出するリモートアクセス周辺スキャナが新機能として搭載されている。

 動作OSはWindows 95/98/Me/NT4.0/2000。

 パッケージ版の価格は、「リモート版」(操作をする側)が1万2800円、「ホスト版」(操作を受ける側)が1万800円、リモートとホストの両方が入った「コンプリート版」が1万6800円。発売はいずれも4月19日。

 ライセンス版は4月25日の発売で、コンプリート版は25〜99ユーザーで1ライセンス1万2000円。

 シマンテックでは、初年度27万本(OEMを除く)の販売を見込んでいる。

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シマンテックの発表資料

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