シマンテックが差分ダウンロードにより時間を短縮する技術

2001/2/10

 米シマンテックは、米国特許商標局よりマルチ・ティアのソフトウェア差別アップロード技術に関し、2つの特許を取得したことを発表した。これにより、同社のウィルス定義ファイルのダウンロードの時間が大幅に節約できる。

 同社が取得した特許は、「マイクロディフィニション・テクノロジー」に関するもので、同社のアンチウィルス製品「Norton AntiVirus Corporate Edition」や「Norton AntiVirus 2001」に採用されている技術。この技術は、自動アップデートの際、ユーザーが最後にアップデートしたファイルから追加分だけのダウンロードを可能にする。同社によれば、新技術により、同社の提供する自動アップデート機能「LiveUpdate」は最大で4倍早くなる。また、トラフィック量は最大で90%節約できるという。

 同社では、アンチウィルス・ソフトウェアだけでなく、データやプログラムなど一般的なファイルにも応用が可能という。

[関連リンク]
シマンテックの発表記事

[関連記事]
再生を図るネットワークアソシエイツ、新CEOが来日(@ITNews)
今年のお騒がせウイルスTOP10は? (@ITNews)
ワイヤレスも要武装、「アンチウイルス対策を」 (@ITNews)

 

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)