セキュリティホールに関するデータベースが登場
2001/4/14
ネットワークセキュリティ事業を展開するラックは4月12日、セキュリティホールに関する最新情報や対策などの詳細内容を日本語で整理したデータベース「SNSDB」を発売することを発表した。価格は1セット(最大100ユーザー)の年間契約で300万円で、今期年間6000万円の売上げを計画している。セキュリティホールの情報は、現状では各ソフトウェアメーカーの発表や一部専門家の指摘などでなされているが、多くは英語での発信であり日本語環境での検証や対策までは発表されていない場合があるなどの指摘がされている。また、情報が集約されてもおらず、ユーザーにとっては情報収集の手間がかかる。
「SNSDB」は、各ソフトウェアメーカーから発信された情報やラックが独自に発見・収集した情報を統合して、日本語で参照・利用できるようにしたもの。ソフトウェアやOS別での検索、ソフトウェアメーカーが情報する情報に付加される番号(ID)やキーワードによる検索機能を備え、メーカーの異なる製品に共通するセキュリティホールに関する情報が相互に参照できるようになっている。また、同社では既存セキュリティホールに対しての各種環境での動作・可用性の検証、解決策の提供や新たなセキュリティホールの発見などに関しても力を入れ、データの充実を図る。
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