オンラインでの受験ソフトが日本に本格参入

2001/7/11

 NTT−Xは7月10日、インターネットを通じて利用者が試験を受けることなどを可能にするオンライン・テスティング事業に参入することを発表した。それにあわせて、NTT−Xはオンライン・テスティング分野で英Question Markと、同社のテスティング・ソフトウェア「Perception」の日本語化、日本市場の独占販売で提携したことを発表した。

 英Question Markの「Perception」は、世界50カ国以上の企業、政府、大学などに1000システム以上の導入実績を持つテスティング・ソフトウェア。同ソフトは、WBTの標準規格であるAICC規格に対応している。Perceptionは、テスト問題作成ツールの「Question Manager」や「Session Manager」、受講者やスケジュール管理ツールの「Security Manager」、テスト結果を多角的に分析できるレポーティングツールの「Enterprise Reporter」などで構成されている。同ソフトのNTT−Xによる日本語化は、2001年12月までに完了する。

 オンライン・テスティング事業により、NTT−Xが提供するEラーニング・サービスの「イーキューブ・ラーニング」は、学習からテストまでのEテスト・プラットフォーム全体を提供できるようになるため、同社では今後、事業を拡大していく。なお、現在同社のeラーニング事業は、2000年度に150社が導入、約4万人が受講し、約15億円の売上高を誇る。

 NTT−Xはオンライン・テスティング事業だけで、2002年度末までに約5億円の売り上げを目指すという。オンライン・テスティング・サービスの具体的な提供だが、企業や団体内部で利用するイントラネット型とインターネット経由で外部から利用するASP型の2つの形態で行っていく。

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NTT−Xの発表資料

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