シスコ、電話線網でブロードバンド環境が構築できる新製品

2001/7/12

「Cisco 1710」

 シスコシステムズは7月11日、ブロードバンド環境に対応する製品を発表した。

 シスコでは、本格的なブロードバンド時代の到来にあたり、“ストレスフリーなネットワーク環境を提供する”をキャッチに、ブロードバンド・エッジ・ソリューションを提供して行く。同ソリューションは、マルチブロードバンド対応ルータ、ギガビットイーサネットスイッチ、電話線を使用してLANを構築できる長距離イーサネット(LongReach Ethernet)製品で構成される。同社マーケティング統括本部ECOMマーケティング本部課長 杉江都之氏は、同ソリューションの特徴を「xDSL、FTTxなどあらゆる回線に対応すること、高度なQoS、充実したセキュリティ、エンド・ツー・エンドのソリューション」と述べ、他社との差別化につなげていくとした。

 この日同社が発表した製品は、長距離イーサネット製品「Catalyst 2900 LRE」、スイッチ製品「Catalyst 2950 シリーズ」「Catalyst 3550 シリーズ」、ルータ製品「Cisco 1710」の3種類。

 Catalyst 2900 LREは、電話線を使用して構内LANを構築することができる。既存設備に大幅な変更を加えることなく10Mbpsの高速通信が実現する。音声との混在環境下で、支障なく音声通信とデータ通信が行える。ホテルや集合住宅などのネットワーク配線のない大規模施設での利用を見込んでおり、すでに東京のパレスホテルで導入が決定しているという。

 Catalyst 2950 シリーズおよびCatalyst 3550 シリーズは、「Catalyst 2900XL シリーズ」などの既存のスイッチ製品にマルチキャスト機能を強化したもの。ブロードバンド環境で配信が増えると予想されているストリーミング系アプリケーションに適している。また、10/100/1000Base-Tアップリンクを備え、銅線上でギガビット・イーサネットを実現できる(「Catalyst 2950T-24」)。

 Cisco 1710はマルチバンド対応のルータ製品で、コンフィギュレーション済みのオール・イン・ワン型。常時接続環境で問題となるセキュリティ対策として、VPN機能やファイアウォール機能も標準で装備している。PPPoE(PPP over Ethernet)に対応し、ADSLモデムやケーブルモデムを接続すればブロードバンド環境への対応が可能。

 LREシリーズとCatalyst 2950シリーズは出荷済み。Cisco 1710のボリューム出荷は8月,Catalyst 3550のボリューム出荷は9月初旬の予定。

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