電子出版の普及を加速するシステム、イーペディア
2001/9/5
イーペディアは9月4日、日本初の汎用型ネットワーク電子図書館システム「ePedia」(イーペディア)を9月より販売すると発表した。
ePediaは、辞書などの電子書籍コンテンツの編集・商品化から、電子図書館の運営、ライセンスおよび利用者管理、コンテンツ管理、利用者による検索・閲覧・相互参照機能など、電子書籍コンテンツの総合的なプラットフォーム。同システムは、イニューシステム、岩波書店、大日本印刷の3社が共同開発した辞書サーバ・システム「こととい」および「ネットワークこととい」をベースとしている。
これまで、電子書籍をインターネット上で公開する場合、簡単に複製できるなど、著作権上問題が生じやすかった。ePediaでは、XML/XSLを基本とした独自開発の「ePediaビューア」により、複数の電子書籍を検索・参照するインターフェイスの向上、著作権保護を可能にする。同社では、電子出版の普及や標準化、電子書籍のネットワーク利用に貢献できるとしている。
ePediaおよび電子書籍コンテンツは、ライセンス形式で企業や官公庁、大学の図書館などに向けて提供される。また、インターネットを利用したホスティング・サービスも希望に応じて利用できる。
なお、ePediaは、紀伊國屋書店、日経出版販売、オムロンソフトウェアなどの代理店を通じて販売される。
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