インテル、Pentium4用廉価版新チップセットを発表
2001/9/12
インテルは9月11日、都内のホテルで「インテル Pentium4 プロセッサ プラットフォーム・デイ」を開催し、PC133 SDRAMをサポートするPentium 4用チップセット「Intel 845」の発表を行った。
従来の850チップセットがRDRAMをサポートし、Pentium 4の最高性能を提供するプラットフォーム用という位置付けなのに対して、845チップセットは、安価なSDRAMをサポートし、ビジネスユースのデスクトップPCや家庭用PCなどの普及価格帯のPCで利用されることを狙った製品。1000個受注時の単価は、5280円。
インテル 第一営業本部本部長の坂野勝美氏 |
壇上に立ったインテル 第一営業本部本部長の坂野勝美氏は、「これまでPentium4は、マイクロタワー型などのPCでの利用だったが、Intel 845チップセットの登場により、省スペース型PCにも使われるようになると考えており、10万円を切った価格帯で出てくることを想定している」と述べた。また、「今回の発表ではIntel 845はSDRAMサポートだが、DDR SDRAMへの対応も近々発表できると思う」とも語った。
またインテルは、インテル アプリケーション・アクセラレータも発表した。これは、ストレージ・サブシステムの性能、安定性、有用性を向上させるソフトウェアで、より高速なハードディスクのI/O転送を提供し、システムの起動時間を短縮するなど、ディスク・アクセスに伴うシステム性能を向上させるものという。
「インテル Pentium4 プロセッサ プラットフォーム・デイ」のショーケース出展製品では、参考出品が多かったが各社から、Pentium4搭載の省スペースデスクトップマシンが展示されていた(左からイーヤマ販売、日本ヒューレット・パッカード、ソニー。クリックで拡大) |
[関連リンク]
インテルの発表資料(Intel
845チップセット)
インテルの発表資料(アプリケーション・アクセラレータ)
日本IBMの発表資料(開発意向表明)
日本HPの発表資料(製品発表)
エプソンダイレクトの発表資料(製品発表)
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