CEOとCIOの意見の相違がプロジェクトを麻痺させる?
2001/9/29
By Mary Mosquera, InternetWeek
Sep 5, 2001(10:42 AM)
Computer Sciences(CSC)が9月5日に公表したレポートによると、CEOとCIO(情報統括責任者)の意見の相違が知らず知らずのうちにITプロジェクトを運命づけてしまうことが多いという。
コンピュータサービスを提供するCSCがレポートの中で明らかにしたところによると、「CEOとCIOは互いに違う星から来た宇宙人」で、ITの導入を成功させるためにはCIOとCEOの意見交換が欠かせないという。
CSCの研究員、Francis Hayden氏は、「情報システム部門とほかの部門との関係についての調査を進めるうち、CIOとCEOと間の個人的な関係は重要であるにもかかわらず、たいていの場合は壊れていて、修復が難しいことが分かった」と語る。
同氏によると、この2者間の関係という問題は、仮定の段階から始まっている。さらに、くだけた率直なコミュニケーションを十分に行わないため、永続化するのだという。
Hayden氏によると、「例えば、リーダー的役割を望むCIOがライバルを望まないCEOとあからさまに対立するようになる場合がある」一方で、先頭に立つことを期待されながら前に出てこないCIOは不適格とみなされてしまうという。
大半のCEOは、組織に付加価値を与える程度の技術にしか関心を持っていないという。対するCIOは、技術やサービスの提供だけにフォーカスしていることが多い。
CIOが絶えずビジネスの観点から技術を考えてそれを口に出すことでギャップを埋めない場合は、CEOの方はCIOとの関係を重視しなくなるという。
「そのために、“案件として優先してくれない”という、CIOにとって最大の不満が出てくるのだ」(Hayden氏)。
不満の高まりは劇的な結果をもたらすことが多い。
「全CIOのうちほぼ半数は、主にCEOをはじめとする取締役たちとの良好な労働関係を築くことができないため、現職を解雇されてしまうことになる」(Hayden氏)。
多くの場合に持ち出される理由にパフォーマンスの低さがある。Hayden氏によれば、これはCIOのパフォーマンスが明確だったかどうかにかかわらず、CIOが期待にこたえられなかったことを意味するという。
「残った者の多くも、何が期待されているのか分からない、もしくは状況を変えられないために、自暴自棄になって辞めてしまう」(Hayden氏)
このレポートによると、CIOは、まず自分の責務を拡大することでこの難問を解決の方向へと導くことを推奨している。このため、最低でも、CEOや幹部スタッフとの頻繁かつ積極的な意見交換が求められる。また、案件の中で技術を優先することや、サービスに対する期待に応え、さらにはその期待を上回ることも含まれる。
[英文記事]
CEO, CIO
Differences Torpedo Projects
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