パームがデスクトップ最新版を無償公開の予定
2001/10/24
パームコンピューティング関係者によると、「Palm Desktop」の最新版「Palm Desktop 4.0.1」の日本語版の無償公開が今月中に始まるという。パームコンピューティングのホームページから、ダウンロード可能になる見通しだ。
日本語版Palm Desktop 4.0は、現在販売されているソニーのPalmデバイス「CLIE」にはすでにバンドルされているが、パームコンピューティングの製品向けの配布は行われていなかった。パームコンピューティングは無償公開に先立って、同社が販売するPDA「m500」と「m505」に、Palm Desktop 4.0と「Document to Go 4日本語版」を納めたCD-ROMのバンドルを10月19日から開始した。
Palm Desktop 4.0の最大の特徴は、一新されたユーザーインターフェイス。従来の操作法を踏襲しながら、マイクロソフトのOutlookライクなユーザーインターフェイスとなり、使い勝手を向上させた。表示項目のカスタマイズも可能。また、カレンダと名刺の標準的なデータ形式であるvCal/vCard形式に対応し、他アプリケーションとのデータ互換性も向上させている。
編集局ではPalm Desktop 4.0を入手し、Windows 2000にインストールして動作させてみた。その結果、従来のPalm Desktop 3.0に上書きインストールすればデータはそのまま引き継がれることを確認した。また、動作保証外にはなるが、HandspringのVisorを利用している環境でも、Palm Desktop 4.0を上書きインストールすればそのまま利用できた。
公開されるのはWindows対応版のみの見通しだが、Windows XPの対応は現在確認作業中だという。
画面内にスケジュールとカレンダとアドレスが効率よく並べられ、使いやすくなった。右下のアドレスは、ToDoとの切り替え表示も可。また、画面の配色も変更できる |
アドレスの画面。表示項目と順番はユーザーが定義できる |
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