視覚障害者向けにサービス機能を拡充、米アマゾン
2001/12/11
米アマゾンは12月7日、視覚障害者向けサービス「Amazon Access」を開始した。このサービスは、Webページ上のテキストやタグを読み上げるソフトを利用する視覚障害者に提供されるもので、オンラインショッピングなどの同社のサービスを利用することができる。Amazon Accessは、同社の携帯電話など携帯機器向けのプラットフォーム「Amazon Anywhere」をベースとする。通常のWebブラウザはグラフィックスを多く含むなど“重い”が、Amazon Anywhereは標準のAmazon.comよりグラフィックやテキストを減らし“軽く”したバージョン。iモードやEZWeb、Palm OSやPocket PC搭載のPDAに対応している。
1995年の創業時からテキストベースのサイトを用意している同社だが、新サービスにより、1クリックショッピング機能など、通常のサービスと同等の機能が可能となる。「オンラインショッピングというサービスをあらゆる人々に提供することはゴールの1つでもある」と米アマゾン Amazon Anywhere担当マネージャのRobert Fewsweick氏はコメントしている。
同サービスの日本での提供は未定。
現在、視覚障害者がWebページを閲覧する手段としては、音声合成以外にも専用デバイスを用いて変換された点字を読み取る方法などがある。
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米アマゾンの発表資料
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(@ITNews)
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