エキサイトもGoogleを採用、次の段階に入る検索サイト
2002/1/9
エキサイトは米Googleと提携し、同社のサービスでGoogleの検索エンジンを採用する。Googleの検索エンジンはYahoo!なども採用しており、今回のエキサイトの採用で、Googleを検索エンジンとした検索サイトは国内で6社目となる。
エキサイトでは、「ウェブ検索」「カテゴリ検索」「ニュース検索」「翻訳検索」の4つの検索サービスを提供している。今回の提携により、「ウェブ検索」でGoogleの検索エンジンを採用し、「翻訳検索」での英語記述のWebページ検索に関しGoogleのWebページより検索する。その他、タスクバーでもGoogleの技術を採用した。
1998年創業のGoogleは、検索エンジン開発会社。高速かつ正確な検索機能、16億件という最大級のWebサイトインデックス保有数などで急成長している。ヤフーやAOL、ニフティなどが同社の検索エンジンを採用しており、今回のエキサイトとの提携により、日本のネット検索利用者の70%程度が同社のエンジンを使うことになると言われている。
検索機能は現在、電子メールと並びインターネットで最も普及しているツールとされているが、収益性が課題とされてきた。加えて複数の検索サイトが存在する中、もはや検索機能の提供だけでは生き残れなくなりつつある。エキサイトの今回の提携も、検索機能として評判の高いGoogleを採用することで利用者の維持・増加を図り、同時に他検索サイトとの差別化となるような検索機能以外のサービスを追求するためと思われる。
(編集局 末岡洋子)
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