米レッドハットがエンタープライズLinux本命製品
2002/3/30
米レッドハットは米国時間3月26日、Linux OSの新製品「Red Hat Linux Advanced Server」を発表した。同社は新製品をエンタープライズレベルと位置付けており、UNIXからの移行を呼びかける。苦しい経済環境の中、IT投資は抑制の方向にあり、エンタープライズシステムにおけるLinuxへの関心は高まっている。だが、サポート面での不安などから二の足を踏んでいるのが現状だ。「新製品は、ISVがアプリケーションをすばやく移行できるように設計した」と同社 Exective Vice President of Engineering Paul Cormier氏。同社は、オラクルやベリタスソフトウェアなどと共同で新製品発表イベントを開催するなど、エンタープライズ層に積極的に打って出る構えだ。
同製品の特徴は可用性と拡張性。Red Hat Cluster Manager機能により、クラスタリングやフェイル・オーバー機能、データのプロビジョニングが可能。非同期のI/O、SMPは最大8Wayまで構成可能。
製品には、1年間の「Red Hat Network」のサブライセンスが含まれる。同サポートサービスでは、設定や保守に関してのサービスが提供される。
同社では、「RISCベースのUNIXとIntelベースのLinuxを比較した場合、1ユーザーあたりのTCOは約半分」とIDCのレポートを引用し、さらに「コラボレイティブな環境では、その数字は75%になる」と、Linuxの価格における優位性を強調している。
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米レッドハットの発表資料
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