日本IBMの電子帳票ソフト最新版はPC文書もサポート
2002/7/2
画面例 (クリックで拡大) |
日本アイー・ビー・エムは7月1日、Javaベースの電子帳票ソフトウェアの最新版「WPM(Workstation Print Manager) Web for Windows V1.3」を発表した。新たにiSeriesに対応、すでにサポート済みのホスト系に加え、OS/400やWindowsなどのPC文書も電子帳票化できるようになった。
BtoBや電子政府の動向などから、電子帳票システムが注目されている。同社が今回発表したWPM Web for Windowsは、日本IBMの独自開発技術「WPM」をベースとし、高性能性とセキュリティ機能が強み。WPMは1990年より製品として展開されている。電子帳票としては、2000年にzSeries/pSeriesに対応した製品を投入しており、ホスト系帳票の電子帳票化は実現していた。
同社 プリンティング・システムズ事業部 事業部長 西出雅一氏 「高速印刷分野では25年の実績がある」と語る |
同製品の特徴の1つが短期での導入が可能な点。導入にはサーバを1台立てるだけでよく、クライアント側に特別なビューアなどをインストールする必要はない。同社によると、1日で稼働開始の例もあるという。
同製品を用いて電子帳票システムを構築することにより、ホスト系文書、PC文書の両方が同一フォーマット化され、Webサーバを介してインターネットやイントラネットへ配信したり、CD-Rへ書き出すことができる。ユーザーはブラウザを通しての閲覧のほか、データの検索や表計算ツールへの出力、および印刷なども行える。また、「マイ・フォルダ機能」を用い専用フォルダの作成も可能、使いやすい環境を設定できるという。
セキュリティ対策としては、アクセス権限設定機能がある。同ソフトウェアを搭載したサーバは、最大25台の仮想サーバを稼働できるため、ASPなど1対Nでの利用にも適しているという。
価格は、10ユーザーの最小構成で120万円から。出荷は7月31日より開始する。
[関連リンク]
日本IBMの発表資料
[関連記事]
RSAとJetFormが帳票の電子署名で提携
(@ITNews)
アドビ、フォームベンダを買収し、電子政府とエンタープライズ市場へ
(@ITNews)
ICカードを用い印鑑イメージを実現する電子署名、三菱から
(@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|