「やっと日本で本格展開できる」というCAの新製品
2003/1/16
コンピュータ・アソシエイツの代表取締役社長 三ッ森隆司氏 |
コンピュータ・アソシエイツ(CA)はエントリ、ミドルレベルのWindowsサーバ向けバックアップ・リカバリツールの新版「BrightStor ARCserve Backup v9 for Windows」を発表した。CAの代表取締役社長 三ッ森隆司氏は「1997年から国内でビジネスをして、土台を作ってきた。今年から日本市場で本格展開できる」と述べた。BrightStorの新製品をきっかけにして「大きく飛躍したい」と抱負を述べた。
CAは国内でストレージ、セキュリティ、エンタープライズマネジメントの各分野に力を入れる方針。BrightStorシリーズはストレージ分野の製品。今後は英語版のローカライズを進めたり、日本市場だけをターゲットにする製品も提供するという。
BrightStor ARCserve Backup v9 for Windowsは簡単に操作できるのが特徴。インストールプログラムを簡素化して、導入から20分でバックアップを開始できるという。ネットワークバックアップに対応し、NAS環境でのバックアップを可能にするNDMP(Network Data Management Protocol)もサポートする。
対応OSはWindows NT 4.0やWindows 2000 Professional ServerまたはAdvanced Server、Windows XP Professional。Windows Server 2003にも対応する予定だ。中小規模の企業や大規模企業の部署レベルで利用することを想定している。受注開始は2月10日で価格は1ライセンスで15万円から。新しくサポートプログラムも用意する。年間の販売目標は100億円に設定している。BrightStorはWindowsサーバのバックアップ市場で70%のシェアがあるといい、CAではさらに80〜90%までシェアアップを目指すという。
CAはサーバ向けのバックアップ、リカバリツールを重視していて、1月中にもエントリレベルのUNIXサーバをターゲットにした「BrightStor ARCserve for Unix」を発表する予定。BrightStor ARCserve for Unixは、大規模サーバ向け製品「BrightStor Enterprise Backup」の機能を特化した製品。ストレージ製品の対応プラットフォームを広げることでカバーする領域を広げる。
(垣内郁栄)
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