Eclipseベースの組込みデバイス向けIDE、モンタビスタ
2004/4/24
モンタビスタ ソフトウェア ジャパン(以下、モンタビスタ)は4月22日、Eclipseベースの組み込みシステム向け統合開発環境「MontaVista DevRocket」を発表した。「コード生成補完機能」「ステップ実行によるデバッグ機能」「検索機能」「CVS連携」など組み込みデバイス開発と運用に必要な機能をほぼ網羅する。グラフィカル・インターフェイスで使用できると同時に、コマンドライン・インターフェイスもオプションで使用できる。
組み込みLinux分野で地歩を築いたモンタビスタにとって、グラフィカルな統合開発環境はのどから手が出るほど欲しい“武器”だった。モンタビスタの代表取締役社長 有馬仁志氏は、同社の開発ツール戦略について「すべての開発サイクルで使える共通の統合開発環境が必要であり、プラグインによってサード・パーティ製ツールを統合し、付加価値を増大できるアーキテクチャが望ましい」と話す。このような同社のツール戦略に最適な“プラットフォーム”となったのがEclipseであった。同社では、「組み込みデバイスの開発と運用に必要なすべてを提供する」と自信をみせる。
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