出血大サービス! MS、4万円のSQL Serverリリース

2005/4/6

 マイクロソフトは4月5日、小規模システムや部門向けに機能を限定した低価格のデータベースサーバ「Microsoft SQL Server 2000 Workgroup Edition(以下、SQL Server WE)」の販売を5月2日に開始すると発表した。最も安い「[Open License] Open Business アカデミック版」の場合、サーバと5 Workgroup CAL付きが4万4300円で販売される。

 マイクロソフトは、大規模向けのSQL Server Enterprise Editionから、中規模向けのSQL Server Standard Edition、デスクトップ向けのAccessまで、さまざまなデータベース製品を提供している。同社は、SQL Server WEを中規模向けのSQL Server Standard EditionとAccessの中間に位置付けている。

 実際に「現在Accessを利用しているが、利用規模が拡大してパフォーマンスが低下したユーザー」向けに、AccessからSQL Server WEへアップグレードできる「アップサイジング ウィザード」の利用を推奨している。アップサイジング ウィザードを利用することで、クライアントではAccessを使用しながら、データベースはSQL Serverへ移行することができるという。

 SQL Server WEでは、ほかのバージョンと同様に、自己管理や自動化機能、データ変換サービスなどを提供する。一方で、低価格を実現するために分析サービスやレポーティングサービスは搭載していない。また、システム規模も最大2CPU、2GBのメモリまでに制限している。マイクロソフトでは、それ以上のシステム拡張やレポート作成をユーザーが望む場合はSQL Server Standard Editionなどを推奨している。

 ライセンスは、SQL Server WEのみにアクセス可能な「Server&5 Workgroupクライアントアクセスライセンス」と「プロセッサライセンス」の2種類を用意した。Server&5 Workgroupクライアントアクセスライセンスが4万4300円から、プロセッサライセンスが31万300円からとなっている。

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マイクロソフトの報道発表資料

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