30万円、最短1営業日で結果を出すWebサイトセキュリティ診断

2005/6/18

 新日本監査法人グループのセキュリティ企業、グローバルセキュリティエキスパート(GSX)は6月17日、最短1営業日でWebサイトの脆弱性診断を行ってレポートを提出する「ウェブサイトセキュリティ緊急診断サービス」の提供を開始したと発表した。50万円で提供している従来のサービスから診断対象を限定。9月末まで29万4000円からで実施する。

GSXの事業開発本部 マーケティング室長 伊藤由規氏

 GSXの事業開発本部 マーケティング室長 伊藤由規氏によると、従来の診断サービスは約1週間をかけていた。今回提供する緊急診断サービスは、事前調査によって診断対象を絞込み、短時間の診断を実現する。

 GSXは企業からファクスで申し込みを受け付け、事前調査を開始。6時間程度でWebサイトへの侵入とセキュリティの検査を行う。検査後、1〜2時間でレポートを作成し、電子メールで企業に配布する。伊藤氏によると、事前の打ち合わせも含めて2営業日で対応する。「これまでのノウハウで脆弱性のポイントを絞り込んでおくことが可能となった」(伊藤氏)。

 レポートは、全体コメントと診断対象の安全度レベル、脆弱性を検出したページの問題点、基本的な対策などの内容。オプションでより詳細なレポートや報告会、セキュリティの教育コースなども提供する。緊急診断サービスの提供は2005年9月末までの期間限定。

(@IT 垣内郁栄)

[関連リンク]
グローバルセキュリティエキスパートの発表資料(PDF)

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