ソースネクスト、1980円LinuxでWindowsに勝つ!
2005/6/22
ソースネクストは6月21日、同社の新たな戦略「全方位コモディティ化戦略」を発表した。従来のコモディティ戦略を拡充し、プラットフォームの拡大、新ジャンルの開拓、ターゲット年齢拡大の3つの柱を新たに加えるという。
イメージキャラクターになった松下奈緒さん。手に持っているのは、「従来のイメージを維新したおしゃれなデザイン」という新しい「携快電話」のパッケージ |
同社ではこのコモディティ戦略をさらに拡充し、今後「プラットフォームの拡大」「新ジャンルの開拓」「女性層や若年層への訴求」の3つの柱をさらに実施していくとした。プラットフォームの拡大では、現在同社製品の98%がWindows向けであることから、LinuxやMacintosh向けのラインアップを拡充させる。具体的には、Linux向けの「特打」や「携快電話」や、Macintosh向けの「携快電話」を発売する。現在Linux向けソフトのラインアップは4本だが、2008年3月までに50本に、Macintosh向けソフトを37本から100本にそれぞれ拡充させる。
「Linuxを普及させたい」と語る松田社長 |
新ジャンルの開拓では、KOEIなどのゲームソフトの販売を開始するほか、USBメモリを挿すだけで利用できるIP電話「いきなりIP電話」を8月5日より1万本限定で2970円で販売する。また、従来の同社製品の購入者は30〜40代のサラリーマン男性が多く、20代や女性が少なかったという。これを受けて同社は20代や女性へ訴求するため、女優松下奈緒さんをイメージキャラクターに起用した。
松田氏は、「Linuxには特に力を入れていく。現在のLinux市場は、Windowsの71%に対して7%程度だが、これを1年後には26%まで拡大したい」と抱負を語った。
(@IT 大津心)
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ソースネクストの発表資料(PDF)
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