【特報】MSが400人の中途採用、異業種人材も「育てる」
2005/7/28
マイクロソフトは最大400人の中途採用を2006年度(2005年7月-2006年6月)に計画していることを7月27日、明らかにした。現在の社員数は2000人だが、新規分野の開拓や顧客の直接営業の増加で技術職、営業職とも増員が必要と判断した。IT業界だけでなく、異業種からも積極的に採用する方針で、「今までにない規模」(マイクロソフト)だ。
採用の拡大は7月1日に代表執行役 社長に就任したダレン・ヒューストン(Darren Huston)氏の指示。ヒューストン氏は27日の会見で、人材への投資を拡大することを表明していた。マイクロソフトの執行役 人事本部長 古川智裕氏が詳細を明かした。
中途採用する400人のうち100人は、MSNの研究開発機関「MSN R&Dセンター」に割り当てる予定。MSN R&Dセンターでは検索サービスやモバイル向けサービスなど国内ユーザー向けのサービスを開発する。残りの300人は技術や営業など幅広く割り当てる。マイクロソフトは「ライセンスだけ、アプリケーションだけという営業ではなく、顧客の問題を理解し、総合的に提案するソリューション営業が求められている」と述べ、顧客ニーズの変化を説明している。パートナー経由ではなく、顧客がマイクロソフトを直接指名するケースも増えているといい、増員を決めたようだ。
人材はIT業界以外からも広く採用する方針。「これまでは即戦力を求めてIT業界から採用してきたが、今後は育てていく」(古川氏)。社内の研修プログラムなども見直して、1〜2年の期間で人材を育てるという。今年度は30人の新卒採用も予定している。
(@IT 垣内郁栄)
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