セキュリティログを高速検索、インテックが新製品発表

2005/8/19

 インテックは8月18日、クライアントPCの操作履歴などのログを収集するセキュリティ管理ソフトウェアと連携し、ログを高速検索する新製品「快速サーチャー ログ検索ソリューション」を9月1日に発売すると発表した。企業の情報システムが不正アクセスを受けた際、ログを解析して証拠を見つけ、攻撃者を特定する「コンピュータ・フォレンジクス」にも利用できるとしている。

 インテックは同製品の第1弾として、クライアントPCの操作やアプリケーションの使用、サーバへのアクセスなどのログを収集できるエムオーテックスのセキュリティ管理製品「LanScope Catシリーズ」に対応した「快速サーチャー ログ検索ソリューション for LanScope Cat」を9月1日に発売する。LanScope Catシリーズが集める全端末のログを快速サーチャーでデータベース化し、検索、解析ができるようにする。

 インテック ITプロダクトソリューション部の吉岡哲氏によると、LanScope Catが標準で3カ月しかログを保存できないのに対して、快速サーチャーを使えばより長期間のログ保存が可能になるという。

 ログ検索はキーワード検索を基本に、絞り込み検索、明細検索、空白項目検索、範囲検索、複数項目検索、否定検索などが可能。複数の条件を組み合わせて、レポートを作成することができる。ログの収集は自動で実行させることも可能。検索結果をCSVなどの形式で出力する機能もある。快速サーチャー ログ検索ソリューション for LanScope Catは、Windows 2000 Server、Server 2003で稼働。価格は120万円から。

 インテックは快速サーチャーを別のセキュリティ管理製品と連携させることも計画している。

(@IT 垣内郁栄)

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インテックの発表資料

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