情報漏えい事件を解決するフォレンジクス、オラクルが進出

2004/9/30

 日本オラクルはラックと協業し、データベースが不正アクセスを受けた際に犯人を特定するコンピュータ・フォレンジクス技術を開発したと9月30日に発表した。不正アクセス事件や個人情報の流出が起きた場合は、迅速に調査を行い、原因や犯人を特定することが被害を食い止める鍵となる。フォレンジクス技術はシステムの詳細なログを取り、分析することで犯人を特定し、事件の解決につなげられる技術。オラクルとラックはフォレンジクス技術を持つ企業とのコンソーシアムの設立も予定している。

 オラクルはラックの技術を取り入れてデータベースに特化したフォレンジクス技術「データベース・フォレンジクス」を確立した。データベースの監査機能とラックのネットワーク・セキュリティ機能を合わせて、データベースの詳細なログやネットワークのログ、サーバのログなどを記録、分析、監視する技術的な手法を開発する。

 オラクルではデータベースがフォレンジクス技術に対応することで、個人情報流出事件などが発生した際に、流出経路を特定し、犯人を早期に見つけ出すことができるとしている。データベースにフォレンジクス技術を導入したとユーザー企業が発表することで、内部犯罪などの未然防止につながることも期待できるとしている。

 オラクルとラックはフォレンジクス技術を持つ企業とのコンソーシアムを設立することで、「政府による法制度化・標準化と利用のさらなる促進を目指す」という。

(編集局 垣内郁栄)

[関連リンク]
日本オラクルの発表資料
ラック

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