エンジンを32bit化し、高速化したイメージコピーツール

2006/1/27

 ネットジャパンは1月26日、イメージファイルをコピーできるツール「Phoenix ImageCast 6」を3月下旬より出荷開始すると発表した。今回のバージョンでは、エンジンを16bitのDOSベースエンジンから32bitのPhoenix Alwaysに変更し、高速化を図った。

米フェニックス テクノロジーズ シニアバイスプレジデント デビット・ギブス氏
 ImageCast 6は、PCのBIOSメーカーである米フェニックス テクノロジーズが開発したイメージファイルのクローニング/デプロイメントツール。PCのディスクイメージ(マスターイメージファイル)をコピーし、ネットワークを通じて大量にクローンPCを作ることができる。これにより、大量のクライアントPCの新規導入時やBTO(Build To Order)/CTO(Configure To Order)などの作業を大幅に省力化できるという。最大の特徴は、エンジンを16bitのDOSベースエンジンから32bitのPhoenix Alwaysに変更し、リカバリの高速化を図ったことだ。

 実際の利用イメージは、コピー元PCのイメージを取得し、そのイメージファイルからリカバリディスクなどを作る。そのイメージファイルをネットワークを通じて複数のクライアントPCに配信ができる。この際の作業は専用コンソール上で行うことができるので、ウィザードベースで作業ができるという。また、元となるイメージファイルをカスタマイズして配信することも可能だ。

 米フェニックス テクノロジーズ シニアバイスプレジデント デビット・ギブス(David Gibbs)氏は、「32bitにすることで高速化を図った。当社はBIOSメーカーでもあるので、OSなしでリカバリできる点もポイントだ。USBなどにも対応したことで、より利便性が上がっている」とコメントした。

(@IT 大津心)

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